【ロールス・ロイス級の乗り心地】シトロエンXM 英国版中古車ガイド 信頼性ならS2

公開 : 2021.10.21 08:25

英国ではいくら払うべき?

500ポンド(7万円)〜999ポンド(14万円)

修理前提のXMが英国では出てくる。ほとんどがシリーズ2。ハイドラクティブの整備は不可避だろう。

1000ポンド(15万円)〜1999ポンド(29万円)

走り込まれたシリーズ2のXMが見つかる。自然吸気のディーゼルエンジンを載せた、ステーションワゴンも含まれる。

2000ポンド(30万円)〜2999ポンド(44万円)

シトロエンXM ブレーク(1991〜1998年/英国仕様)
シトロエンXM ブレーク(1991〜1998年/英国仕様)

サスペンションの状態の良い、良好なXMが英国では購入できる。

3000ポンド(45万円)以上

状態の良いシリーズ1や1.5が見つかる。特に状態の良いXMは、欧州本土にあることが多い。

知っておくべきこと

XMで話題になりがちな電気系統の不具合は、主に前期モデルのエンジンルーム内にあるアースポイントが腐食することが原因。後期モデルではリングコネクターに変更されている。

現存するXMの多くは、アースの修理を受けているはずだが、リングコネクターへ交換されているかどうかは確かめたいポイントだ。

英国で掘り出し物を発見

シトロエンXM D12 ハーモニー 登録:1990年 走行距離:15万7700km 価格:3340ポンド(50万円)

左ハンドルで初期のXM。フランスで売られている1台だ。新車時からのワンオーナー車で、2.1Lのターボディーゼル・エンジンを積んでいる。シリーズ1だから、インテリアも斬新なデザインのまま。ボディの腐食もないという。

シトロエンXM(1990年/欧州仕様)
シトロエンXM(1990年/欧州仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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