【ボノのサイン付きメールも】フィアット500に真っ赤な特別仕様車「Red」 欧州発表 感染症対策支援で

公開 : 2021.10.18 18:25

フィアットはチャリティ団体「Red」と提携し、500シリーズの特別仕様車を発表。赤一色のデザインが特徴。

500シリーズが赤一色に

執筆:Jack Warrick(ジャック・ウォリック)
翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)

フィアットは、世界的なパンデミック対策のために設立されたチャリティ団体「Red」とのパートナーシップにより、欧州の500シリーズにRedエディションを設定した。

全モデルでレッド一色のデザインになる。価格は、マイルド・ハイブリッドの500が1万6435ポンド(約260万円)から、EVの500が2万2995ポンド(約360万円)から、クロスオーバーの500Xが2万4125ポンド(約380万円)からとなっている。

フィアット500X Red
フィアット500X Red    フィアット

ボディカラー、ロゴ、ミラーキャップ、アルミホイールにレッドのカラーリングが施されている。インテリアでは、レッドのダッシュボード、専用フロアマット、アルミ製のアクセルペダルなどが採用されている。

シートには、海洋回収されたリサイクルプラスチックが使用されている。標準では、運転席はレッド、助手席はブラックだが、どちらかに統一させることもできる。

また、ハッチバックモデルにはブラックのパノラミックルーフが用意され、レッドのロゴがピラーに配置されている。

Red限定の特別な付属品も

エントリーモデルの500 Redは、71psの1.0Lマイルド・ハイブリッド・ガソリンエンジンを搭載。ドルチェヴィータ仕様をベースに、クロームメッキのフロントグリル、クロームメッキのドアハンドル、アップル・カープレイとアンドロイド・オートを搭載した7.0インチインフォテイメントタッチスクリーンを装備している。

EV仕様の500 Redでは、最高出力96psと航続距離190kmのものと、最高出力120psと航続距離320kmの2種類のパワートレインを選ぶことができる。

フィアット500 Red
フィアット500 Red    フィアット

500X Redはクロス仕様をベースに、19インチのアルミホイール、7.0インチのインフォテインメント・タッチスクリーンを装備している。

欧州では現在、各モデルの受注を開始している。

購入特典として、ハンドサニタイザー・ディスペンサーや専用キーカバーなどが付属する。さらに、フィアットCEOのオリビエ・フランソワとRedの共同設立者であるロックバンド「U2」のボノのサイン入りメールが送られる。

Redとのパートナーシップの一環として、フィアット、ジープ、ラムの3社は、今後3年間で400万ドル(約4億5000万円)以上の寄付を行い、世界的な新型コロナウイルスおよびHIV/AIDSのパンデミックとの闘いを支援する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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