text & photo:Shunichi Uchida (内田俊一) photo:Chizuko Uchida(内田千鶴子)
毎年ゴールデンウイーク前に開催されている、マロニエ オート ストーリー 春 が今年も快晴の中行われた。
近年多くのクラシックカーのロードイベントは、タイムラリーなどの競技に重きを置く傾向にあるが、このイベントの大きな特徴はそういった競技が一切ないことだ。午前中、主催者が用意した素晴らしいコースを80キロほどツーリングし、お昼からはバーベキューでお肉をたくさん食べて解散となる。
つまり、この“緩さ”が、魅力となり、今年は80台ほどがエントリー。中には自動車メーカーやインポーター、サプライヤーの重要なポストにおられる(た)方々や、パリダカールラリーなどに出場したレジェンドなども参加し、クルマ趣味を通じて出来た友人たちと、素敵な1日を過ごしていた。
岐阜から自走で参加したポルシェ911T。少し調子を崩したこともあったが、名工の手によって無事復活。
後ろヒンジ・ドアのフィアット500がスタート。これから80キロほどのツーリングに向かう。
某自動車メーカーの元トップもご自身のラゴンダ・レイピアで参加。一番乗りでのエントリーだったとか。
ルネ・ボネ・ミシルが、コーナーへ侵入。ナンバーさえ見なければ、まるでヨーロッパの田舎道のようだ。
毎年参加しているガレーヂ伊太利屋は、フィアット500フランシス・ロンバルディで出場。
徹底的にレストアされたジャガーMk2。快適なツーリングを楽しんでいた。
アルファ・ロメオ・ジュリア・スパイダー。姿が見える前から、素晴らしいエグゾーストノートが響き渡る。
珍しいマスタングIIギア。現オーナーのお父上が同型車に乗っていたことから、近年入手した由。
自動車ジャーナリストの川上完氏も愛車ブリストル406で参加。仲間を乗せて、ドライブを楽しんだようだ。
きれいなフィアット850クーペ。間もなくゴール。そこでは美味しく楽しいバーベキューが待っている。
こちらもきれいなアルファ・ロメオ・ジュリア1300Ti。奥様とお嬢さんとの参加。
愛車を隣に仲間たちと、美味しい鹿沼牛でバーベキューを楽しむ。これが楽しみで参加している人もいる。