【詳細データテスト】ルノー・アルカナ 意外な広さ ハイブリッドは燃費良好 質感と快適性には妥協も

公開 : 2021.10.23 20:25  更新 : 2021.12.21 15:49

使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆

インフォテインメント

エントリーグレードのアイコニックには7.0インチのタッチ式ディスプレイと、ルノー最新のイージーリンクシステムが備わり、Android AutoとApple CarPlayの有線接続に対応する。

上位機種のRSラインとSエディションでは、画面が9.3インチに拡大。ルノーは車内テクノロジーで他をリードするメーカーではないが、最新システムのクセをつかんでしまえば、じつによく機能してくれる。

インフォテインメントシステムは、慣れてしまえば機能を十二分に発揮させられる。実体スイッチはもっと多いほうがいいが、走行中の操作にも困らない最低限のそれが備わってはいる。
インフォテインメントシステムは、慣れてしまえば機能を十二分に発揮させられる。実体スイッチはもっと多いほうがいいが、走行中の操作にも困らない最低限のそれが備わってはいる。    OLGUN KORDAL

音量調整はタッチパネルで行うが、運転席にはステアリングホイールの背後にオーディオ操作系を配置したメディアストークが備わる。1990年代以来、ルノー車ではお馴染みのデバイスだ。

ショートカット用の実体スイッチがもっとあればうれしいのだが、スマートフォンのミラーリングと車載インターフェースとの切り替えは、メインディスプレイの上部に突き出したボタンで行える。

充電用の出力ポートは数多く設置される。前席には12Vソケットが備わり、USB−Aポートは前後に2口ずつ配置されている。ただし、ワイヤレス充電器はオプションとしても用意されていない。

燈火類

LEDヘッドライトの明るさは強いが、自動減光はうまくいくときとそうでないときがある。マトリックスタイプは選択できないが、そもそもこのクラスで設定されていることのほうが珍しい

ステアリングとペダル

ペダル配置におかしなところはない。ドライビングポジションのアジャスト量も妥当なものだが、これ以上のクルマがあるのもまた事実だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター

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