【公開間近?】新型メルセデスAMG S 63e プロトタイプ発見 欧州で開発テスト中

公開 : 2021.10.26 06:25

新型SクラスをベースとしたAMGモデルのプロトタイプが目撃されました。V8のPHEVになると思われます。

AMGのパフォーマンス・フラッグシップ

メルセデス・ベンツの新型Sクラスが発表されてからわずか数か月、AMGはこのフラッグシップセダンをさらに進化させたモデルを発表しようとしている。

スポーツホイール、専用のバンパーデザイン、スクエアチップの4本出しエグゾーストなど、アファルターバッハ(AMGの本拠地)で生まれたクルマであることを示す写真のプロトタイプは、欧州の公道やニュルブルクリンクでAUTOCARのカメラマンが撮影したものだ。

次期メルセデスAMG S 63eと思われるプロトタイプ
次期メルセデスAMG S 63eと思われるプロトタイプ    メルセデスAMG

外装のカモフラージュは薄く、内装は市販化に向けて準備されていることから、数か月以内に公開されると思われる。

AMG S 63は、先代モデルと同様、ハイテクを駆使したインテリアや全体的なプロポーションはそのままに、シャシーに大幅な改良が加えられ、エンジンはこのモデル専用にハイブリッド化され、よりパワフルになっていることが予想される。

スーパーカーのGTや高性能SUVのGLE 63と同じ4.0L V8ツインターボを搭載した、2つのPHEVモデルが登場する。標準的なS 63e 4マチック+では、ガソリンエンジンに136psの電気モーターを組み合わせ、総出力は約700psとなるだろう。一方、より強力な最上位モデルでは、新型GT 63 S Eパフォーマンスに搭載されている204psの電気モーターを搭載し、総出力を842psにまで高めるだろう。

今回はどちらのモデルが目撃されたかはまだ明らかになっていないが、EクラスベースのE 53やE 63のように、外観上の違いは最小限に抑えられていると思われる。

S 65はこの世代では復活せず、そのV12エンジンはSクラスとGLSのマイバッハモデルのみで継続される。2019年、メルセデスは先代Sクラスの生産終了に合わせて「S 65ファイナル・エディション」を発売し、30年近く続いたマイバッハ以外のV12エンジン搭載モデルに終止符を打った。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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