【エブリイの車中泊】バンではなく、ワゴンで作った、ポップな軽キャンピングカー

公開 : 2021.10.26 20:25

収納性/電装まわり/価格について

左側キャビネットには、特殊なステンレス製マグネットパネルを装備しているのも面白い。

ティッシュケースや小物用フックボード、キッチンペーパーホルダーなどを、マグネットで取付けられる。

片側をフリーのスペースにしたときに便利な3WAYロングテーブルは、モッズファクトリーの新しいオプションだ。これ以外にも、LEDライト付きリアゲートパネル、ハンモックシェルフもオプション。
片側をフリーのスペースにしたときに便利な3WAYロングテーブルは、モッズファクトリーの新しいオプションだ。これ以外にも、LEDライト付きリアゲートパネル、ハンモックシェルフもオプション。    AUTOCAR JAPAN編集部

電装は、80Ahサブバッテリー、走行充電システム、外部100V入力&バッテリー充電システム、室内AC100Vコンセントを標準装備。サブバッテリーがあれば、エンジンをかけずにスマホの充電、冷蔵庫、室内照明など、DC12V電源を使うことができる(TV・電気毛布などはポータブル電源で利用)。

写真では背もたれの背後となって見えないが、スイッチパネルは、右側キャビネットへ集中させて操作性を向上。室内で過ごすときに使い勝手のいいスイッチの高さ・位置で、リアゲートを開け、外から操作するシーンでの作業もスムーズだ。

軽キャンでは不満の声も聞こえる快適性能のために欠かせぬ天井断熱加工も抜かりなく、真夏は車内の温度上昇を抑え、真冬は冷え込みを和らげる。これには防音効果もあり、雨音などを軽減する。

「660ベース・ワゴン」は、シンプル&ポップな車体に、荷物をいっぱい積んで楽しむコンセプトと、ワゴンならではの良さをプラスしたキャンパーに仕上がっている。

価格はベース車のグレードによって異なり、246万700円~280万9400円。

趣味にも、普段使いにも、災害対策としても、アクティブかつ便利に活用できるツールとして、660ベース・ワゴンを存分に使い込んでみるといいだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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