【万能スポーツカー?】冬でも乗りたいクーペ・カブリオレ 20選 いいとこ取りのオープンエア
公開 : 2021.10.31 06:05
プジョー206 CC
クーペ・カブリオレの可能性には、他のメーカーも早くから注目していた。プジョーは、SLKに代わる手頃な価格の206 CCを市場に投入した。ユーリエ(Heuliez)社は、ボタンを押すとリアデッキに格納される3ピースのメタルルーフの製造を受注。206 CCがドロップトップとして驚異的な成功を収めた最大の理由はこれだが、中古車を購入する前に電気系統を確認する必要があるのもそのためだ。
BMW Z4(E89)
2009年に発売されたBMW Z4(E89)は、ロードスターと固定式ルーフの両モデルを継承した。評論家は、ルーフのメカニズムがZ4のパフォーマンスを鈍らせていると主張するだろうが(特に4気筒モデルの場合)、日曜の朝にルーフにキスしたい人ばかりではない。一部の人にとっては、美しく作られたオープンカーの方が魅力的に映るのだ。ポルシェ・ボクスターに匹敵する力強さを求めるなら、6気筒のモデルを選ぶとよいだろう。
フォード・フォーカスCC
「どうしてもハッチバック由来のCCが欲しいという方には、このモデルが最適だ。ルーフを切り落とし、力不足で、少しばかり妥協したフォーカスであることを受け入れれば、満足できるだろう」
英AUTOCAR編集部は2006年のレビューで肯定的な意見を述べていたが、レビュアーがフォード・フォーカスCCを急いで買いに行くとは思えない。購入前には、雨漏りをチェックして、ルーフのメカニズムが正常に機能しているかどうかを確認しよう。そうしなければ、単に重い2ドア・クーペを買うことになる。
ヴォグゾール・アストラ・ツイントップ
ツイントップとは、ヴォグゾールの言葉でクーペ・カブリオレのことを指す。アストラ・ツイントップは、ルノーとプジョーが独占していた同市場にヴォグゾールが参入した2006年に登場した。アストラの3ピースルーフは、26秒で折りたためるようになっている。ベースモデルを除くすべてのモデルでは、最大30km/hの速度でルーフを上げることができ、キーを使って遠隔操作することもできる。
日産マイクラC+C
日産がCCに「+」をつけたのは、「Cosmetically Challenged(見た目が悪い)」と皮肉を言われるのを避けるためだったのではないだろうか。マイクラに限った話ではないが、このタイプのクルマはルーフや複雑なメカニズムを収納できるだけのスペースが必要なため、リアエンドが不格好なものが多い。その点、マイクラC+Cは、ドイツ製のガラスルーフ「C-View」を搭載していることもあり、一味違った魅力がある。