アウディQ8にゴーサイン

公開 : 2014.05.08 21:35  更新 : 2017.06.01 02:12

アウディBMW X6レンジローバー・スポーツ、メルセデス・ベンツMLCに対抗するトップ・エンドのSUVにゴーサインを出した。アウディQ8とネーミングされたこのモデルは、3年以内に正式に発売になる計画だ。

ルバート・シュタドラーによれば、年間800,000台というアウディの全生産数のうち、40%がSUVになる予想をしている。そのため今まで以上により多くの投資がSUVの開発のために費やされることになるという。またシュタドラーは、フル・サイズのSUVに多くの可能性を秘めているとも語っている。

Q8は、とりわけ中国や中東といった市場で、アウディにとってより多くのセールスをもたらすと期待されている。エア・サスペンションを含め、そのテクノロジーはフラッグシップ・サルーンであるA8から多くが流用されることになろう。

このインゴルシュタット製の最も大きいサイズのSUVは、5m以上の全長を持ち、エントリー・モデルの3.0ℓV6ガソリン・モデルで£50,000(864万円)、トップ・モデルとなる4.0ℓツインターボを搭載したV8 RS Q8では£90,000(1,550万円)程度の価格となることが予想される。またテスラモデルXに対抗するためのプラグイン・ハイブリッド・バージョンやディーゼル・モデルもラインナップに加えられる予定だ。

プラットフォームは、BMWがX5とX6のベースを共用するように、Q7と共用となる、第2世代のMLBとなる。また、この新しいMLBプラットフォームは、カイエン・クーペ、次世代のフォルクスワーゲントゥアレグベントレーSUV、ランボルギーニ・ウラスなどとも共用される予定だ。確かに、このQ8はアウディのSUVとしてはトップ・エンドではあるが、その価格帯はベントレーのSUVとは競合しないとシュタドラーはコメントしている。

技術的なトピックとしては、アルミニウムとカーボンファイバー、そして高張力鋼板を使用したボディ・パネルにあるという。ベース・モデルの重量は2000kg以下で、現行Q7よりも300kgほど軽くなる。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事