アルファ・ロメオ、2018年までの復活プランを提示

公開 : 2014.05.09 21:50  更新 : 2017.06.01 02:12

新生アルファ・ロメオは、ニュー・モデル、あるいは大きな修正を受けた8つのモデルを用意する。また、新たにリア・ホイール・ドライブまたは4WDドライブを採用することによって、イタリアの伝統的なブランドを再構築しようとしている。

5月6日にミシガンで開催された投資家向けのPRイベントで、アルファ・ロメオの最高責任者であるハラルドJウェステルは、2015年から2018年のモデル・マップを発表したのである。フィアットの社長、セルジオ・マルキオーネが語ったように「このクラスでベストとも言えるリア・ホイールあるいは4WDのアーキテクチャーを採用する」こととなる。

現行のアルファ・ロメオは4台のラインナップを持つ。ミト、ジュリエッタ、4C、4Cスパイダーだ。これに2015年の第一四半期にBMW 3シリーズの対抗馬と目されるジュリアが加わる。その後、アルファ・ロメオは現在ミトで戦っているサブ・コンパクト市場を離れることになろう。2016年以降に計画されるアルファ・ロメオのラインナップは、コンパクト・セグメントの2台と、ジュリア、フル・サイズ・サルーン、SUVが2モデル、そして4Cというラインナップとなる。また、それぞれにハイ・パフォーマンス・バージョンであるクローバーリーフが設定される予定だ。

エンジンは、3台のガソリンと2台のディーゼルが用意される。それぞれ4気筒と6気筒が設定される模様。そのうち、最も強力なガソリンの6気筒は、500ps以上を発揮することとなろう。

投資家へのプレゼンテーションの中でブレラ、159、スパイダーといったモデルが、ブランドのDNAから逸脱したものであることを認めた。つまり失敗作であったとしたのだ。その結果、ドイツのメーカーにそのポジションを奪われたとしてる。

アルファ・ロメオのDNAは、革新的なエンジン、50:50というウエイト・バランス、ユニークなテクノロジー、高いパワー・ウエイト・レシオ、強力なブレーキ、そしてイタリアン・デザインだとしている。そういった意味においては、4Cがブランドに復帰するきっかけになったともしている。

アルファ・ロメオは、エンジンも含めそのすべてがイタリアで生産されることになる。計画ではその売り上げは昨年の74,000台という実績に対し、2018年までに400,000台にまで伸ばすつもりだ。

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