10月の新車販売 ランキングは減産で混乱 ワゴンRにスマイル効果も
公開 : 2021.11.07 11:48
10月の新車販売台数レポートです。平時とは異なる状況下、ランキングは大幅に変動しました。減産の影響で、Nボックスが軽の首位を明け渡しています。
生産調整を余儀なくされた10月
半導体など部品調達の混乱が長引いて、新型車・人気車の供給不足が続いているなか、2021年10月の新車販売の車名別ランキングが発表された。
登録車については、新型車や定番モデルが販売上位を占める。
首位に立ったのは、トヨタ・ヤリス。減産による供給不足で前年同月比43.0%減と落ち込んだものの、全車種で唯一1万台オーバーの1万596台を成し遂げ、16か月連続でのトップにつく。
第2位には、7月に全面改良を実施したトヨタ・アクアが同88.1%増(7643台)を達成し、前月と同位をキープ。
第3位には、9月にSUVモデルのカローラ・クロスを追加設定して他モデルの減産を一部カバーしたトヨタ・カローラが7278台(同29.2%減)を記録し、前月と同位に位置した。
続く第4位には、定番ハイトワゴンのトヨタ・ルーミーが同39.1%減の6999台を達成してランクイン。
また第5位には、4月に全面改良を図ったホンダ・ヴェゼルが同128.8%増(6831台)で入る。
第6位には、人気コンパクトミニバンのホンダ・フリードが同30.5%減(6237台)で、第7位には、8月に上級仕様のオーラの販売を開始した日産ノートが同38.8%増(5502台)でトップ10入りを果たした。
新型車の動向を見ていこう。
新型BRZ、シビック、オデッセイは?
4月に仕様変更を図って2030年度燃費基準に対応したスズキ・ソリオは、前年同月比19.9%増(3058台)を記録して第16位にランクイン。
また、狭山工場の閉鎖に伴い本年12月末に生産終了を予定するホンダ・オデッセイは同2595.7%増(1860台)を成し遂げて第25位に。
パジェロ製造から岡崎工場に生産を移管した三菱デリカD:5は同64.8%増(1480台)を達成して第27位に位置する。
さらに、7月に全面改良した新型スバルBRZは、同5928.6%増の1266台を記録して第28位に。
9月に販売を開始した11代目の新型ホンダ・シビックは、同28.3%増の1218台を売り上げて第30位に。昨年10月にフルモデルチェンジしたスバル・レヴォーグは同5268.2%増(1181台)を達成して第32位に。
今夏に一部仕様向上を実施して発売した日産リーフは、同38.4%増(922台)を販売して第38位に入った。
10月の販売台数ランキング 登録車トップ10
1位:トヨタ・ヤリス(1万596台)
2位:トヨタ・アクア(7643台)
3位:トヨタ・カローラ(7278台)
4位:トヨタ・ルーミー(6999台)
5位:ホンダ・ヴェゼル(6831台)
6位:ホンダ・フリード(6237台)
7位:日産ノート(5502台)
8位:ホンダ・フィット(5403台)
9位:トヨタ・アルファード(4588台)
10位:トヨタ・シエンタ(4423台)
軽自動車に関しては、順位が大幅に変動した。