10月の新車販売 ランキングは減産で混乱 ワゴンRにスマイル効果も
公開 : 2021.11.07 11:48
軽の首位 7年ぶりにスズキ・ワゴンR
10月の首位に立ったのは、9月に高いデザイン性とスライドドアの使い勝手を融合させた新バージョンの「スマイル」を追加したスズキ・ワゴンR。
前年同月比79.7%増(8808台)を記録して、2014年12月以来のトップにつく。
続く第2位には、日産の軽スーパーハイトワゴンのルークスが同23.0%増(8696台)を販売して、前月と同位でランクイン。
22か月連続で首位を守っていたホンダNボックスは、減産による供給不足が響いて同53.6%減(7442台)と第3位に陥落する。
また、トップ3常連のスズキ・スペーシアは同48.4%減(6319台)で第4位、ダイハツ・タントは同63.6%減(4771台)で第8位に甘んじた。
10月の販売台数ランキング 軽自動車トップ10
1位:スズキ・ワゴンR(8808台)
2位:日産ルークス(8696台)
3位:ホンダNボックス(7442台)
4位:スズキ・スペーシア(6319台)
5位:スズキ・ハスラー(5416台)
6位:日産デイズ(5035台)
7位:ダイハツ・タフト(4926台)
8位:ダイハツ・タント(4771台)
9位:ダイハツ・ミラ(4520台)
10位:ホンダNワゴン(4396台)
注目モデルの動きに触れていこう。昨年11月に全面改良したホンダNワンは、同6057.1%増ながら減産の影響もあって431台の販売台数にとどまる。
また、2022年3月での生産終了前にαとβの2タイプの追加生産を本年11月に発表したホンダS660は、同219.7%増(569台)を達成。
さらに、昨年12月に法人ユーザーおよび自治体向けに限定販売を開始した超小型EVのトヨタC+podは、前月より52台多い129台の登録を成し遂げた。
なお、登録車と軽自動車を合わせた10月の車名別ランキングのトップ5は、トヨタ・ヤリスが4か月連続での首位に立ち、第2位にはスズキ・ワゴンRが4ランクアップで位置。そして、日産ルークス、トヨタ・アクア、ホンダNボックスの順で後に続き、5か月ぶりに軽自動車がトップ5のうちの3モデルを占めた。