クルマ好きなら一度は乗るべきクルマ 10選 中古で探す最高の愛車は?

公開 : 2021.11.10 06:05

ミニ

マニアが買うとしたら、錆びたクラシック・ミニか、レストアされた高価なミニのどちらかだろう。しかし、2002年に生まれ変わったミニ・クーパーSは、見た目も走りも最高だ。今では価格は下がっているので、タイミングは悪くない。

古いものは、オルタネーターの交換が必要になったり、樹脂パーツが劣化していたり、電動パワーステアリング・ポンプがダメになっていたりする可能性がある。できればチリ・パッケージを選びたいところだが、運が良ければジョン・クーパー・ワークス(JCW)に出会える。

ミニ・クーパーS
ミニ・クーパーS

フォルクスワーゲン・ゴルフR

フォルクスワーゲンがGTIよりも優れたものを作るとは想像しにくいが、ゴルフRはセンセーショナルなホットハッチだ。R32は、4輪駆動で2.0Lターボを搭載し、300ps近い出力を誇る。

2010年に登場したこのモデルは、マニュアルの6速と7速のDSGが用意されていた。後期モデルの方が優れているので、2012年(日本では2013年)以降の7代目を選ぶのがよさそうだ。いずれにしても液体の漏れに注意し、定期的な点検が必要な4WDシステムについても確認しておこう。

フォルクスワーゲン・ゴルフR
フォルクスワーゲン・ゴルフR

ランドローバーディフェンダー

このクルマは洗練されておらず、乗り心地が悪く、金属の塊のような無骨なトラックであり、魅力的な特徴はほとんどない。好きか嫌いかは人それぞれだが、この騒々しさを知るために一度は手にしてみる価値はあるだろう。

最新モデルが発売された今でも、中古車の価格は非常に高くなっているようだ。しかし、その分しっかり手入れをすれば価値がほとんど下がらないクルマとなるかもしれない。

ランドローバー・ディフェンダー
ランドローバー・ディフェンダー

90は遊び用、110は家族用で、2.2Lのフォード製TDCIエンジン搭載車が最高だと言う人もいるだろう。2012年モデルからは快適装備が追加されたが、それほど大きな意味はない。中古車を見るときは、ボディの凹みよりもバルクヘッドやシャシーにサビがないかどうかをチェックし、トランスファーボックスが動くか、液体の漏れが少ないかを確認すること。

買う前にたくさんのクルマを見て、自分が稼いだお金にふさわしい個体を見つけよう。

ジャガーXJ

最高の中古車として、しばしばジャガーが挙げられる。たくさんの選択肢があるが、アルミニウムボディを持つ旧型のXJ(X350以降)は、必要とされる優雅さ、速さ、適度なスペースをすべて体現している。

整備記録が曖昧な場合は避けたほうがいいだろう。サスペンション、タイヤ、ブレーキの交換が必要になることが多く、電子機器(特にパーキングセンサー)の故障も多い。

ジャガーXJ
ジャガーXJ

特に下回りのサビには注意が必要だ。簡単に言えば、傷だらけの古いジャガーは努力する価値がないということだ。大切なのは、あまりお金をかけずに、多くのものを手に入れることである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ愛知在住。幼少期から乗り物好き。住宅営業や記事編集者といった職を経て、フリーランスとして自動車メディアで記事を書くことに。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。

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