ラドフォード・タイプ62-2 内装初公開 元F1ドライバーも開発に携わったレトロなスポーツカー

公開 : 2021.11.12 18:05

最高出力は600ps以上

一方、ジョン・プレイヤー・スペシャルは、スーパーチャージャーをアップグレードして出力を608psに向上。スタイリングも微妙に異なっており、大型のフロント・スプリッター、エアインテーク、リアディフューザーにより空力性能の向上を図っている。

クラシックのホイールはフロント17インチ、リア18インチ、ゴールド・リーフはフロント18インチ、リア19インチを履く。アルミ製シャシー、4方向に調整可能なダンパー付きコイルオーバー・スプリングサスペンション、油圧式ノーズリフトは全モデル共通装備だ。

ラドフォード・タイプ62-2
ラドフォード・タイプ62-2    ラドフォード

ラドフォードの共同創業者であるジェンソン・バトンは、次のように述べている。

「高級感と快適性、そして運転のしやすさを同時に実現するクルマを作るのは大変な挑戦ですが、現代のラドフォード最初のモデルはそれを実現しました。タイプ62-2はドライバーズカーです。デザインを見ると、まるで70年代のル・マンカーのようですね」

「ステアリングホイールの後ろに座り、湾曲したウィンドスクリーンを覗くと、フロントフェンダーが見えます。これは現在の市販車では経験できないことです」

「重心が低いため、車体がロールすることはありません。シャシーは、美しく仕上げられたレーシングカーの特徴を公道でも発揮でき、ドライバーに最高の自信を与え、あらゆる旅を最大限に楽しませてくれます」

価格は公表されていないが、2021年後半から62台を限定生産する予定だ。納車は2022年初頭に開始する見込み。同社によれば、デザインやエンジニアリングなど、開発の全段階を顧客が監督するという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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