ルノー・メガーヌ Eテック・エレクトリックへ試乗 クラスベストの予感 後編

公開 : 2021.11.17 08:26

多くの支持が集まる可能性大

開発終了間際の段階ではあったものの、筆者はルノーメガーヌ Eテック・エレクトリックを気に入った。お手頃価格の純EVを探していつつ、郊外の道も楽しく運転したいと考えるドライバーの気持ちを満たしてくれる、輝きと面白さを持っている。

車内空間は、フォルクスワーゲンID.3ほど広々というわけではない。だがデザインはオシャレだし、コーナーの続くルートではドライバーを笑顔にしてくれる。

ルノー・メガーヌ Eテック・エレクトリック(欧州仕様)
ルノー・メガーヌ Eテック・エレクトリック(欧州仕様)

このクラスでは抜群に良い、インフォテインメント・システムも魅力。知的なエアコンを採用し、エコ・モードで運転していても、寒い日に厚着をして我慢する必要もない。

ルノー・メガーヌ Eテック・エレクトリックの英国価格は未定だが、駆動用バッテリーが40kWhで3万ポンド(465万円)を少し超える程度とのこと。その予定が狂わなければ、新しいルノーのクロスオーバーに多くの支持が集まることは、想像に難くない。

ルノー・メガーヌ Eテック・エレクトリック(欧州仕様)のスペック

英国価格:3万5000ポンド(542万円)
全長:−
全幅:−
全高:−
最高速度:159km/h
0-100km/h加速:7.4秒
航続距離:470km
電費:7.9km/kWh
CO2排出量:−
車両重量:1642kg
パワートレイン:AC電気モーター
バッテリー:60kWh(実容量)
最高出力:218ps
最大トルク:30.4kg-m
ギアボックス:−

記事に関わった人々

  • 執筆

    ヴィッキー・パロット

    Vicky Parrott

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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