ポルシェ718ケイマンGT4 RS & タイカンGTS LAモーターショーで公開予定
公開 : 2021.11.16 06:05
ニュルでの激走が話題となったポルシェ・ケイマンの新たな高性能モデル、GT4 RSが来週にも公開されます。
ケイマンとタイカンに新仕様登場
ポルシェは、来週開催されるLAモーターショーにおいて、718ケイマンのハードコアな新仕様「GT4 RS」を公開することを発表した。
ポルシェはこのモデルを「完全に不合理」と表現しており、軽量、出力向上、ダウンフォース増加によって、既存のGT4よりも速いラップタイムを実現するという。
一方、タイカンに追加される新モデルの1つが「GTS」であることもほぼ確定している。具体的な詳細は明らかではないが、AUTOCARは今年初め、ポルシェがタイカン・クロスツーリズモのオフロード志向のボディクラッディングを外し、車高を下げたバージョンを検討しているという情報を掴んだ。
最新の718ケイマンGT4 RSは、すでにニュルブルクリンクでテスト走行が実施されている。後半のテストでは、プロトタイプがノルドシュライフェの20.832kmを7分9秒300で周回。20.6kmのコースでは7分4秒511を記録しており、通常の718ケイマンGT4よりも23.6秒速いとしている
周回をこなしたのはテストドライバーのヨルグ・ベルクマイスターで、マシンにはフルレーシングシートとオプションのミシュラン・パイロットスポーツカップ2 Rタイヤが装着されていた。
ポルシェのGTモデルの責任者であるアンドレアス・プルーニンガーは、GT4 RSが「軽量構造、より大きなダウンフォース、より大きなパワー、そしてドライバーの入力に対するハイレベルの応答性とフィードバックなど、真のRSを特徴づけるものすべてを備えている」とコメントした。
技術的な詳細は明らかにされていないが、新しい公式画像と以前のスパイショットから、RS特有のボディワークが確認できる。
フロントには、911 GT2 RSと同様のNACAダクト付きボンネットが備えられており、リアのクォーターガラスは、冷却口に置き換えられている。また、フロントのブランキングプレートが、新たに追加されており、兄弟モデルの911 GT3 RSと同様の、ウイングに取り付けられたエアアウトレットが採用されると思われる。
GT4よりも大型化したリアウィングは、マウント部分に新しいデザインが採用されているように見える。ホイールには、従来の5ラグのパターンに代わり、モータースポーツにインスパイアされたセンターロックシステムが採用されており、サーキットでのポテンシャルがうかがえる。