ホンダ・シビック・タイプRはA45 AMGをベンチマーク
公開 : 2014.05.15 22:50 更新 : 2017.06.01 02:12
2015年にデビュー予定のホンダ・シビック・タイプRは、ホンダのヨーロピアン・テスト・センターで開発が進められているが、ベンチマークに使われているのは360psのメルセデス・ベンツA45 AMGだ。また、レポートによれば、同様にヴォグゾール・アストラVXR、ルノー・ネガーヌ・ルノースポール、セアト・レオン・クプラ、フォルクスワーゲン・ゴルフRもベンチマーカーとしてテストされているという。
シビック・タイプRは、スタンダード・モデルに対し、車高が30mmほど下げられ、新しい前後バンパーと大きなリア・ウイングを持つ。エンジンは2.0ℓ4気筒でそのパワーは280ps以上とされているが、300psをオーバーするものと見られている。プロジェクト・デザイナーの長谷川勝によれば、今までで最大のパワーを持つタイプRであるという。トルクも確かめられていないが、エンジニアによれば41.5kg-mのトルクを2000rpmで発生しているという。
パフォーマンスは推定の域を出ないが、少なくとも0-100km/h加速は6秒を切ると考えられる。
エンスージァストにとって嬉しいのは、ホンダが最近増加しつつあるデュアル・クラッチ・ギアボックスではなく、通常の6速マニュアルを選んでいる点だろう。
ホンダは、ニュルブルクリンクでプロダクション・モデルのFFとしては最速のタイムを目指している。もちろんそれは8分を切るタイムとなる。現時点ではレオン・クプラが最速タイムを叩き出しており、メガーヌ・ルノースポールもこのタイトルを虎視眈々と狙っている。