旧いイタリア車が激走 2021コッパ・デル・ラヴォーロ・イタリアーノ
公開 : 2021.11.20 11:45
旧いイタリア車の走行会が、名阪スポーツランドで開催。どんなモデルが集まったのでしょう? 熱いタイムアタックの現場からレポートします。
今年もラヴォイタ開催
「イタリア旧車の大運動会」として2011年に始まったコッパ・デル・ラヴォーロ・イタリアーノ。長い名前だけに、いつしか「ラヴォイタ」と呼ばれ親しまれてきた。
「ラヴォイタ」はクラブマザーヘッドが主催するタイムトライアルで、サーキット初心者でも楽しめるハードルの低いタイムトライアルとして始められた。
初回から名阪スポーツランドのEコースで行われ、走りを愛する古いイタリア車オーナーにとって、秋の定番サーキット・イベントとして欠かせない存在となっている。
参加できるのは1975年までに製造されたイタリア車で、同じ形式であれば1980年以降の生産車でもOK。アウトビアンキA112やフィアットX1/9、アルファ・ロメオのスパイダーやアルファスッドなどがその例にあてはまる。
エントリーはイタリア車限定ではなく、フランス車やドイツ車、イギリス車、日本車などの1979年以前に造られたモデルであれば参加できる。要は旧い車を愛する者同士で走りを楽しもうというイベントなのである。
サーキット・イベントなのだが、レース形式ではなく1台ずつアタックするタイムトライアル形式とされている。そのため初めて参加する方でも安心して走れることが特徴だ。
排気量によるクラス分けも行われ、600cc以下、850cc以下、1300cc以下、1800cc以下、排気量無制限の5クラスとされ、小排気量車でも入賞できるように配慮されている。
2021年大会を開催
コロナ禍によりクルマのイベントに様々な影響が出ていたが、幸い緊急事態宣言が解除されたことから、2021年のラヴォイタは10月24日に無事開催することができた。
いつものようにイタリア車を中心とする48台が名阪スポーツランドに集まった。今回はイタリア車以外のニューカマーが3台参加して注目を集めた。
ドイツ車のフォルクスワーゲン・ビートルをベースにFRPボディを架装したデューン・バギーと、ミニのバリエーションとして登場したライレー・エルフが姿を見せた。
日本車ではハイウェイのカモシカというキャッチフレーズでデビューしたトヨタ・パブリカ(KP30)が初お目見え。このパブリカは1300ccクラスの優勝をゲットする素晴らしい走り披露して会場を沸かせてくれた。