チャリティー活動も大成功

ゴール後は岡山プラザホテルで表彰式が行われた。ベッキオ・バンビーノでは、製造年により3つのクラスに分けられている。

1965年までに生産されたヴィンテージ&ヒストリック(Vクラス)と、1979年までに作られたクラシック&モダンクラシック(Cクラス)、1980年以降に製作されたエキゾチック&スーパーカー(Eクラス)となる。

ゴール後は各クラスの上位入賞者と特別賞にトロフィーと商品が贈られた。
ゴール後は各クラスの上位入賞者と特別賞にトロフィーと商品が贈られた。    ベッキオ・バンビーノ

2日間で34セクションにも及ぶシビアなPC競技に挑み、素晴らしい成績を残したエントラントを称えて、各クラスの上位3組をご紹介しよう。

Vクラス

優勝 #4 佐川/加藤組:8128.6ポイント(1954年アルノーブリストル
2位 #20 渡辺組:7517.5ポイント(1962年ジャガーEタイプSr.1ロードスター)
3位 #18 二木組:7150.8(1961年フィアットアバルト850アレマーノ・クーペ)

Cクラス

優勝 #33 服部組:8446.7ポイント(1973年ケータハム1600GT)
2位 #47 手塚組:6956.4ポイント(1977年フェラーリ308GTB)
3位 #28 西川組 :6022.5ポイント(1969年ディーノ206gt)

Eクラス

優勝 #60 松岡/矢島組:6132.0ポイント(2018年ベントレー・コンチネンタルGT)
2位 #53 北原/吉澤組:5660.1ポイント(2017年フェラーリ458イタリア
3位 #48 榮/松村組:5359.7ポイント(1987年フェラーリ・モンディアル3.2)

ベッキオ・バンビーノのもうひとつのテーマであるチャリティー募金は、各CPポイントやPC会場に設けられた募金箱に10万1986円、参加者によるチャリティー・オークションと寄付金が133.1万円、合計で143万2,986円が集まった。

これらの浄財は実行委員会が端数を足してキリの良い額にして、後日山陽新聞社会事業団、YMCAせとうち、おかやまバトンの3団体に寄附・寄託されるという。

なお2022年の春季大会「2022プリマベーラ」は4月に開催される予定となっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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