新型トヨタbZ4X LAモーターショーでお披露目 1回の充電で450km走れるEV

公開 : 2021.11.18 20:25  更新 : 2022.04.15 07:32

トヨタ最新技術を注ぎ込んだ電動パワートレイン

パワートレインは、トヨタが20年以上にわたって電動パワートレインを販売してきた実績を活かしたもので、「クラストップレベルの効率と競争力のある航続距離」を実現しているという。

2種類のモデルが用意されており、1基のモーターで最高出力204ps、最大トルク27kg-mを発揮する前輪駆動のエントリーモデルは、0-100km/h加速を8.4秒で達成する。一方、スバル開発の4輪駆動技術を採用したツインモーターの上位モデルは、最高出力244ps、最大トルク34kg-mに向上し、0-100km/h加速は7.7秒に短縮される。

LAモーターショーで公開されたトヨタbZ4X
LAモーターショーで公開されたトヨタbZ4X

71.4kWhのバッテリーを搭載し、WLTPサイクルで450km以上の航続距離を実現するという。また、「効率的かつ効果的」なヒーターシステムにより、氷点下の気温でも航続距離の低下はわずかに抑えられる。最大150kWで充電が可能なため、約30分で80%を充電できる。また、ソーラーパネルによる充電も行う。

bZ4Xは、レクサスが先に発表したLF-Zコンセプトと同様に、ステアリングホイールとフロントアクスルの間の機械的なリンクを排除した革新的なステアバイワイヤシステムを採用している。これにより、荒れた路面の影響を最小限に抑えながら、コントロール性を向上させることができるとしている。

また、通常のステアリングホイールに加え、操縦桿スタイルの異形ステアリングホイールを中国市場から順次導入。ドライバーの手の動きを減らし、「運転をより簡単に、より楽しく」するものだと豊島氏は語る。

Beyond Zero戦略のもう1つの柱は、サプライチェーンから廃棄までのライフサイクル全体を通して、すべての車両のカーボンニュートラルを達成することだ。これまでにトヨタは1700万台以上の電動モデルを販売しており、これは1億4000万トンのCO2削減に相当するという。2010年から2019年の間だけでも、トヨタは車両のCO2排出量を22%削減している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。

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