新型スバル・ソルテラ 同社初のEV、米国で公開 「X-MODE」も搭載 LAモーターショー
公開 : 2021.11.19 06:05
スバル初のEV、ソルテラが米LAモーターショーで公開。bZ4Xとは異なる、スバルの独自性が表れています。
スバル独自のデザイン採用
スバルは、同社初のEVである新型ソルテラを米国で開催中のLAモーターショーで公開した。ソルテラは、トヨタbZ4Xとともに開発された兄弟車であり、2022年半ばに世界各国で発売される。
ソルテラの外観はbZ4Xとほぼ同じだが、フロントグリルとヘッドライトのデザインを変更し、スバルの既存のSUVラインナップとのつながりを明確にしている。
寸法的には、全長4690mm、全幅1860mm、全高1650mmと、内燃機関を搭載するフォレスターと同等のサイズだ。
トヨタbZ4Xとは密接な関係にあるが、「地球環境に配慮しながらも、これまでのスバルのSUVラインナップと同様に安心して使えるクルマに仕上げた」とされている。
スバルの4輪駆動で悪路攻略
実際、トヨタとスバルがEV専用の新プラットフォーム(トヨタは「e-TNGA」、スバルは「e-SGP」)の開発で提携した当初は、スバルの歴史的な4輪駆動へのこだわりが強みとして注目されていた。
その影響を受けて開発されたツインモーター・ドライブトレインは、最高出力108psのモーター2基で構成され、システム全体で217ps、0-100km/h加速は7.7秒となっている。各車輪を正確に制御し、「前後の駆動力配分を柔軟に変える」ことができるという。
また、おなじみの走行モード「X-MODE」はオフロードでの走行性能を向上させ、新たにグリップ・コントロールを追加することで、坂道などでのアシスト機能を強化。bZ4Xと同様に、0-100km/hを8.4秒とする204psの前輪駆動モデルも用意されている。
71.4kWhのバッテリーを搭載しており、450kmという航続距離を実現している。さらに、どんな状況下でも安定したバッテリー性能を発揮できるよう、「効率的かつ効果的」なヒーターシステムが採用されている。