ホンダ自動運転レベル3、3日間体験してみた 「ホンダ・センシング・エリート」先進技術の1歩
公開 : 2021.11.24 05:45 更新 : 2021.11.24 08:18
自動運転レベル3「ホンダ・センシング・エリート」搭載のレジェンドを3日間体験。レベル3の「実際」をお伝えします。
「レベル3」と過ごす3日間
世界初の自動運転レベル3として量産された、ホンダ・レジェンドのホンダ・センシング・エリート。
これまでも、各種試乗会では体験してきたのだが、今回は3日間に渡りさまざまな走行シチュエーションを体験してみた。
まずは、ホンダ青山本社で対面した。
屋内駐車場で見ると、やはりレジェンド、かなり大きなクルマに見える。
全長5030mm×全幅1890mm×全高1480mm、ホイールベースは2850mmである。
青山一丁目の交差点から、青山通り(246号線)を通って六本木方面に向かう。このあたりは、日本屈指の高級車が多い地域だ。
メルセデス・ベンツやBMWは当たり前で、ロールスロイス、ベントレー、フェラーリ、マクラーレンとすれ違うことも珍しくない。
そんな中で、レジェンドは威風堂々とした雰囲気を感じる。
西麻布の交差点を過ぎて、広尾周辺を抜けて、首都高速天現寺料金所から首都高2号目黒線に乗り、都心環状線に向かう。
さて、ホンダ・センシング・エリートをセットしようかと思ったところ、一ノ橋ジャンクションでいつものような自然渋滞に出くわした。
こうして渋滞にはまってしまってからでは、渋滞中に限って作動するトラフィックジャムパイロットを体験することはできない。
この日はいったん自宅に戻り、翌日のロングドライブに備えた。
いよいよ「ハンズオフ機能」オン
翌朝8時過ぎには、首都高速都心環状線から高速4号新宿線を通り、中央高速に向かっていた。
目指すは、山梨県甲府南インターチェンジだ。
ホンダ・センシング・エリートをセットする。
最初のステップは、一般的なアクティブクルーズコントロールのセッティングをする。
メインスイッチを押してから、セットボタンを押す。
この状態でしばらく走って、ハンズオフ機能がオンになることを待つ。
ホンダによると「条件が整った状態で、ハンズオフ機能が使用可能になる」という。
この条件とは、高精度三次元地図が設定されている高速道路上で、また通信状況が良いなどさまざまな要因があるため、ドライバーとしていつハンズオフ機能がオンになるのか、予測することは難しいと感じる。
これは、ホンダに限らず、トヨタのアドバンスドドライブや、スバルの新世代アイサイト・アイサイトXでも同様だ。
ただし、メーカーによって、ハンズオフ機能がオンのための条件は若干異なるようで、
以前に各モデルを乗り比べてみたところ、ハンズオフ機能オンのタイミングに違いがあった。
レジェンドは中央高速をハンズオフ機能で快走する。機能作動中は、ダッシュボードとハンドルに淡いブルーの表示が出る。