誰も知らないスーパーカー 50選 前編 ひっそりと消えた不運な珍車・名車

公開 : 2021.11.27 06:05

ヒメネス・ノヴィア(1995年)

ヒメネス・ノヴィアは、想像を超える複雑なシリンダー構成を採用していた。ヤマハ製の1.0L 4気筒エンジン(FZR1000のバイク用エンジン)を4つ搭載し、シリンダーをW字型に配置して共通のクランクシャフトに収め、558psを発生させた。排気量は4.0Lで、5バルブのシリンダーヘッドを搭載した場合、最高速度350km/hを出すことができたという。

しかし、ノヴィアは生産されず、同じW16エンジンを搭載したオフロード車の計画もコンセプトの段階で終わってしまった。

ヒメネス・ノヴィア(1995年)
ヒメネス・ノヴィア(1995年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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