text & photo:Shunichi Uchida (内田俊一) photo:Chizuko Uchida (内田千鶴子)、Kazuhide Ueno (上野和秀)
ワンメイクスのイベントは数あれど、アバルトのみのイベントは世界的にも数少ない。そのイベントがチンクエチェント博物館主催で開催されており、早くも5回目を迎えた。
今年もニューサンピア沼津を基点に開催。初日はドライブラリーで、地元のアバルト・マニアが選定した素晴らしいワインディングロードを満喫。夜はフェアウエル・パーティが行われ、参加者同士の親睦を深めた。
2日目は会場中庭の緑の芝生にクルマを並べ、愛知県名古屋市を中心に活動するダンスパフォーマンス・グループ、パペッションのステージのほか、ビンゴ大会などを楽しみながら、クルマ談議に花を咲かせていた。
日本に長らく生息しながら、イベントにはほとんど出場していなかった、アバルト・シムカ2000コルサが姿を見せた。
フィアット・アバルトOT1300。レーシングコースが似合うクルマのはずが、こういった芝生の上でも映える。
アバルト・シムカ1300。リアのエンジンフードを若干持ち上げたレーシーな雰囲気がたまらない。
フィアット・アバルト1000ビアルベーロ・ロングノーズもやってきた。ショートノーズとは雰囲気がかなり異なる。
フィアット・アバルトOT1300/124。フィアット850クーペのボディを纏ってはいるもののただならぬ雰囲気を醸し出す。
ムゼオ・チンクエチェント・レーシングチームが、全日本ラリー選手権にチャレンジするアバルト500ラリーR3Tも登場。
ドライブラリーへスタートするフィアット・チンクエチェント・トロフェオ。小さくてもアバルトの本気が詰まった1台だ。
ドライブラリーのスタートを待つ参加車たち。アバルトがずらりと並んだ姿は、日本とは思えぬ壮観なシーンだ。
黄色いボディが初夏の陽気に映える。ドライブラリーへスタートしたフィアット・アバルト750セストリエーレ。
アバルト695エディツィオーネ・マセラティ。シックなポンテヴェッキオ・ボルドーのボディカラーが美しい。
フィアット・アバルト1000TCR。レーシーで豪快なエンジン・サウンドが聴こえてくる気がしませんか?
相模湾を右手に見ながら、気持ちよく連なって走行する参加者たち。
昼食会場である箱根ホテルに設けられ、レストコントロール・タイムは90分とされたので、参加者たちはゆったりと昼食が楽しめた。
箱根神社の鳥居をくぐるフィアット・アバルト595。その後ろにはフィアット・アバルト1000TCRが見え隠れする。
箱根の坂を気持ちよく駆け上るフィアット・アバルト750セストリエーレ。新緑と背景のつつじがアバルトたちを出迎えた。
ロッソに塗られたアバルト695トリブート・フェラーリも、余裕のパワーで箱根のワインディングを駆け抜けて行った。
アバルト・シムカ2000は、遅い車にブロックされてしまったのか、少々エンジンがぐずつき気味だった。その後無事回復した。
箱根の山で一息つき、これから一気にゴールを目指す。右はチンクエチェント・ベースだがジャンニーニが手掛けた590GT。
世界299台限定、日本には50台が導入されるアバルト595 50thアニバーサリー・モデルの日本初お披露目がイベント内で行われた。
日本にはほとんど生息しないアウトビアンキA112アバルトの初期型。その中でも貴重なコンペティション仕様が会場に姿を見せた。
日曜日のミーティングには、現行アバルト500とプント系などの現行モデルが、全国から数多くのオーナーが参加した。