新型ジェネシスG90 進化した2代目モデル発表 大胆デザインの高級フラッグシップセダン
公開 : 2021.12.03 06:05
ジェネシスが新型高級セダンのG90を発表しました。レクサスLSやメルセデスSクラスのライバルとなります。
ブランドの顔となる旗艦モデル
ジェネシスは、来年発売される新型高級セダン「G90」のエクステリアを公開した。アウディA8、BMW 7シリーズ、メルセデス・ベンツSクラスに対抗するフラッグシップモデルとなる。
ジェネシスにとって2代目となる新型G90は、これまでにドイツでテスト走行が行われており、欧州でも発売されるのではないかと考えられてきた。ジェネシスは欧州市場展開を急速に進めており、G90についても「韓国だけでなく、世界の高級セダン市場で存在感を高めていく計画」としているが、AUTOCARの情報筋によると、現在のところ欧州での販売計画はないという。
スタイルは中型セダンのG80によく似ているが、高級感を演出するためにホイールベースを大幅に拡大しているほか、独自のデザイン要素を多数採用している。
ジェネシスは、G90を「ブランドのデザイン哲学である『アスレチック・エレガンス』を、これまでで最もエレガントに解釈したモデル」と説明している。
エンジンは380psのV6ターボ?
デュアルラインLEDヘッドライトや、大型のシールド型グリルを備えている点は他のジェネシス車と共通。だが、このグリルは「レイヤード・アーキテクチャー」仕上げで、2つの「Gマトリクス」パターンを重ねて立体感を出しているのが特徴だそうだ。
また、他のモデルとは異なり、G90では「パネルの隙間をなくし、スマートな印象を与える」クラムシェルボンネットを採用している。リアでは、反射板やセンサー、ナンバープレートを下部に配置し、新しいテールライトが目を引くようデザインされている。
A8、7シリーズ、Sクラスと同様に、G90にも190mmのスペースを追加するロングホイールベース仕様が用意されるが、世界展開については未定だ。
いまのところ、パワートレインも未確定。G80とGV80には、最高出力210psの2.2L 4気筒ガソリンと、最高出力304psの2.5Lターボ4気筒ディーゼルが搭載されている。どちらも大型高級セダンにとって十分なパワーを持っていると思われるが、米国のジェネシス車には380psのV6ターボガソリンが搭載されており、これがG90に採用される可能性もある。