日産パルサー、復活

公開 : 2014.05.21 22:50  更新 : 2017.06.01 02:12

日産フォルクスワーゲン・ゴルフフォード・フォーカスに対抗するモデルとして、ファミリー・ハッチバック・セグメントに懐かしいパルサーのネーミングを持ったモデルを復活させる。スペイン・バルセロナの日産の工場で生産が行われる予定で、この秋から英国でも発売となる。

2006年にアルメーラが販売中止になってから、日産はこのセグメントに主力モデルを投入してこなかった。その穴はキャシュガイが埋めていたとっても過言ではない。

日産はこの新しいCセグメントのハッチバックについて、「ヨーロッパのユーザーが欲しているものには全て応じたモデルである」とし、「日産を象徴するような高い革新的技術アプローチとクオリティを維持したモデルである」としている。

パルサーのネーミングは1978年に登場し、アジア、オーストラリア市場で使われた名前だ。そして、昨年、オーストラリア市場向けにそのネーミングが復活したモデルだ。また、N14モデルをベースとして1990年代初頭にヨーロッパ市場でも使われた経緯がある。

この新型パルサーは、キャシュガイやエクストレイルと同じセグメントであり、そのデザインにも関連性が見て取れる。5シーターのパルサーは全長が4385mmで、そのベースとなるのは、ジュークのプラットフォームを延長したもの。長さはゴルフより115mm長く、ホイールベースも69mmほど長い。このため、日産はライバル達と較べて、リア・シートのレッグルームに余裕があるとしている。

エンジンは3つのターボ・ユニットが搭載される。115psの1.2 DIG-Tガソリン、110psのパワーと95g/kmのCO2排出量を誇る1.5 dCiティーゼルがスタート時にラインアップされ、190psの1.6ℓガソリンも来年に加わる予定だ。

トランスミッションは、6速MTのほか、CVTが用意される。

日産はまだそのインテリアを公開していないが、高いクオリティが保たれているという。レーン逸脱警告、ブラインド・スポット警告、移動オブジェクトの発見システムなどを含む日産セーフティ・シールド・テクノロジーも採用されている。

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