ジャガーXEがニュルブルクリンクでテスト
公開 : 2014.05.21 22:10 更新 : 2017.06.01 02:12
ジャガーはそのパフォーマンス・テストのためXEをニュルブルクリンクでテストしている光景をキャッチした。このXEは、10月のパリ・モーターショーでワールド・プレミアが予定されている。
ジャガーのラインナップの中では、最も下に位置するモデルであり、その価格は£29,000(500万円)を切るものと予想される。
すでにその最終デザインは知られるところとなっているが、ジャガーはこのXEにラグジュアリー志向のデザインを与えている。そして、そのアーキテクチャーは、ジャガーとしてはじめてオール・アルミニウム製のモノコック構造を採用する。ジャガーによれば「このクラスで最も先進的で緻密なスポーツ・セダンである」という。ちなみに、この新しいアーキテクチャーは、C-X17 SUVコンセプトで初めて公開されたものだ。
エンジンはJLRの新しいインゲニウム・ファミリーで、基本は2.0ℓの4気筒。このエンジン・ファミリーは100g/km以下のCO2排出量にも対応できるし、トップスピード300km/hにも対応できる柔軟性を持つ。また、このエンジンは横ではなく縦置きに搭載され、4WDのオプションも選択可能だ。また、F-タイプから移植されたターボ付きのV6もラインナップされる予定だ。ちなみに、このV6はF-タイプでは340ps、44.9kg-mというチューニングが施されている。
サスペンションはBMW 3シリーズに対抗する非常に洗練されたものとなる予定で、そのマテリアルはオール・アルミとなる。
ジャガーのボス、エイドリアン・ホールマークは、3シリーズに対抗するためのキーは、デザイン、先進技術、そしてドライバビリティだという。
「キーとなるのはF-タイプの存在だ。それはジャガーのすべてを表現したモデルである。その戦略をベイビー・サルーンに持ち込んだのがXEである。そのモデルは、革新的なテクノロジーと、誰もが望むデザイン、そしてドライビング・センセーションを持っていなければならない。」
ジャガーXEは、サルーンの他にも、エステート、クーペ、コンバーチブル・モデルも用意される予定である。