新型マツダ2ハイブリッド 欧州発表 「ヤリス」ベースの小型ハッチバック

公開 : 2021.12.08 18:25

マツダは、トヨタ・ヤリスのOEM供給で新型「2ハイブリッド」を欧州に導入。既存の2と並行販売されます。

ヤリスにマツダのエンブレム

新型マツダ2ハイブリッドが欧州で発表された。トヨタのヤリスをベースにした小型ハッチバックで、現行のガソリン車であるマツダ2と並行して販売される。

4月に欧州で発売されるこのモデルは、電動モデルに関するトヨタとマツダのパートナーシップの一環として登場する、マツダ初の量産車。トヨタが製造・供給を行い、マツダ専用モデルとして販売される。

マツダ2ハイブリッド
マツダ2ハイブリッド    マツダ

欧州のラインナップでは、2、3、CX-30、CX-5といったマイルド・ハイブリッド車とは異なるストロング・ハイブリッド車となる。

既存のマツダ2と並行して販売

パワートレインはヤリス・ハイブリッドから引き継がれたもので、1.5L 3気筒ターボガソリンエンジンと1基の電気モーターを組み合わせ、システム総出力115psを発揮。0-100km/h加速は9.7秒、最高速度は175km/hに達する。

燃費は、WLTP複合サイクルで最大31.4km/l、CO2排出量は87g/kmから93g/kmとなっている。

マツダ2ハイブリッド
マツダ2ハイブリッド    マツダ

ヤリスと同様に、短距離であればエンジンを切った状態で低速走行することも可能。回生ブレーキシステムも搭載している。

欧州ではマツダがヤリスをベースに2ハイブリッドを展開するが、北米ではトヨタが既存の2をヤリスとして販売してきた。

マツダは、現行の2(ハイブリッドとは無関係)の販売を終了するかどうかについてはまだ発表していない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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