新型スズキ・アルト ほんとうに進化してる? 旧型とサイズ/装備/価格を比べてみた

公開 : 2021.12.10 11:15

新型アルト、ハイブリッドを搭載

新型スズキアルトの心臓部には、先代型にも搭載されていたエネチャージを搭載するR06A型エンジンに加え、待望のマイルドハイブリッド仕様となるR06D型エンジンを搭載。

これによってハイブリッドモデルは軽自動車トップとなる27.7km/L(WLTCモード燃費)という低燃費を実現した。

新型スズキ・アルトは、R06A型エンジンに加え、待望のマイルドハイブリッド仕様となるR06D型エンジンを搭載。
新型スズキ・アルトは、R06A型エンジンに加え、待望のマイルドハイブリッド仕様となるR06D型エンジンを搭載。    スズキ

そこに組み合わされるミッションは全車CVTとなる。先代型に設定されていた2ぺダルMTのAGS(オートギアシフト)や3ペダルMTはラインナップから外されている。

先代型では2021年8月に一足先に姿を消した商用モデルも現状ではラインナップされていない。

また、現段階ではターボエンジン搭載モデルやホットモデルの「ワークス」についてはアナウンスがされていない。しかし先代型も遅れて登場しているため、落胆するのは時期尚早かもしれない。

新型アルトの気になる価格は、最も高額な「ハイブリッドX」の4WDモデルが137万9400円、最も安価な「A」の2WDモデルが94万3800円となる。

先代型の最も高額な「Sアップグレードパッケージ装着車」が129万5800円だったため、およそ8万円ちょっとの値上がりとなる。

パワートレインがマイルドハイブリッドとなったことを考えると妥当なところと言えそうだ。

一方、最も安価な先代型は86万3500円の「F」となるが、こちらはスズキセーフティサポートが非装着となる。装着車同士で比較すると先代型が92万4000円となり、わずか2万円の違い。

こちらもトランスミッションが5AGSからCVTへ変更となっているため、実質同等もしくは値下げということになるだろう。

年々市場が縮小している軽セダンではあるが、ベーシックカーとしてしっかり進化させているスズキには頭が下がる。

特に年輩ユーザーが多い車種だけに、安全装備の標準化などは歓迎すべきではないだろうか。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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