新型フォルクスワーゲン・マルチバン 電動スライドドアの7人乗りミニバン 仕様詳細発表
公開 : 2021.12.19 06:05
フレキシブルな室内空間 最新技術搭載
また、1985年のT3世代を彷彿とさせるスタイリングも特徴的だ。カラーリングは上下分割のツートンだが、フルワイドグリルやシャープなLEDライトなど、従来のカラベルとは一線を画すデザインとなっている。
マルチバンのサイズは、ショートボディで全長4973mm、全幅1941mm、全高1903mmで、T6世代より全体的に若干大きくなっている(ロングボディは全長5173mm)。また、エアロダイナミクスによる燃費向上も謳われている。
フォルクスワーゲンによると、室内は「これまで以上にフレキシブルで広々とした」空間になっており、新しいモジュラー式シートとマルチファンクション・テーブルが特徴だという。後席5席は完全に取り外すことができ、2列目は回転させて社交的な座席配置にすることができる。
従来のハンドブレーキとギアセレクターは廃止され、センターコンソールもなくったことで、キャビン全体のフロアがフラットとなり、通常の状態で469L、最後部座席を取り外すと1844Lのトランクスペースが確保される。
ドライバーズエリアも抜本的に見直し、フォルクスワーゲンの最新車種と同等の仕様となった。新型マルチファンクション・ステアリングホイール、10.25インチのデジタルメーターディスプレイ、10.0インチのインフォテインメント・タッチスクリーンを標準装備し、オプションでヘッドアップ・ディスプレイやスマートフォンのワイヤレス充電器を追加できる。
また、道路標識認識機能、レーン・キーピング・アシスト、自動緊急ブレーキなどの先進安全装備も搭載されている。