次期ヴォグゾール・アストラは2016年のデビュー
公開 : 2014.05.22 22:00 更新 : 2017.06.01 02:12
かなり重いカモフラージュをされた次世代のヴォグゾール・アストラのテスト・モデルは初期のテストに入っている。この新しいアストラは2016年に発売となると予想される。プロトタイプは、現行アストラよりも長い全長を持ち、より直立したテールゲートを持つ。
ゼネラル・モータースは、ヨーロッパでの収支の赤字を消すために苦労しているが、このアストラがその原動力となるとしている。
2016年に発売予定のアストラは、ドイツでマーク・アダムスと彼のチームで設計されている。そのプレビューは昨年9月にフランクフルト・モーターショーで発表されたモンツァだ。ゼネラル・モータース・ヨーロッパの関係者によれば、そのグリルやノーズ・デザイン、そしてエア・インテークなどはそのままアストラに引き継がれるという。そのデザインは、今後のヴォグゾールやオペルの標準的なテーマとなるとされている。
また、この新しいアストラは、現行モデルよりも高級志向になっているという。インテリアにもクロム・メッキやウッドが多様される。
ボディは5ドア・ハッチバックの他、3ドア・ハッチバック、エステートも用意される予定だ。
エンジンは一新される。13のガソリンおよびディーゼルを含む3つのエンジン・ファミリーが設定される。最も興味深いのは1.0ℓ3気筒のターボ・ガソリンだ。116ps、17.1kg-mを発揮するこのエンジンは、最初はアダムとコルサに搭載されて登場する予定だ。主流となるのは1.6ℓで、トップ・モデルのVXRクーペには強力な2.0ℓが搭載される。
ギアボックスは標準が6速マニュアル。昨年、GMが新しい1.6ℓディーゼルを発表した際に、基本設計が1970年代というマニュアル・ギアボックスが弱点であると認めていた。新しくなったギアボックスは、重量も37kgと軽量で、スムーズなチェンジと、短いシフトを兼ね備えているという。
新しいアストラは、フォード・フォーカスを超える年間250,000台の販売が課せられることになる。