メルセデス、F1の技術をロードカーに投入
公開 : 2014.05.22 22:20 更新 : 2017.06.01 02:12
メルセデス・べンツの開発のボスであるトーマス・ウェーバーは、英国に居を置くF1チームの開発力を使用する計画があることを認めた。というのも、F1に使用される1.6ℓV6エンジンの開発が終わったため、英国はブリックウォースにあるF1チームに余力が生じたためだ。
ロードカーの開発にブリックウォースが参加するかどうかについてウェーバーはAUTOCARの問いに対してこう答えている。
「すでに決定したことだ。AMGと共に何ができるかを考えているところだ。F1用の新しいパワートレインの開発も終わり、F1は現時点では技術開発については凍結している。そのため、余剰人員をどう使うかも問題となっている。ブリックウォースの先進のエンジニアリングをどう生かしていくかということについては、すでに幾つかの考えがある。もちろん、その中には、ハイエンド・モデルの製造ということも考えられる。現在、ブリックウォースのボスであるアンディ・カウエルから何ができるかのレポートを待っているところだ。」
ウェーバーや具体的にどんなプロジェクトが進められるかについてはコメントしなかったが、それがハイブリッド・パワートレインにあることは明白だ。
実際に、今年の初め、AMGのボス、トビアス・メールスは、What Carのインタビューでもブリックウォースの協力が得られるだろうと話している。
「新しいF1のレギュレーションに対応するため、この1年半の間はブリックウォースのカーテンは占められたままだった。しかし、現在、そのカーテンは開けられている。ハイブリッド・テクノロジーを核に協力関係が築ければ良い。」と語っている。