11月の欧州新車販売ランキング トップ10 生産追いつかず総登録台数は過去30年で最低

公開 : 2021.12.21 19:05

3. プジョー208:1万6261台 -7%。

プジョー208は3位となり、親会社ステランティスの好調な販売を支えている。その人気の秘密は、新しいデザイン哲学に合わせて大幅にスタイリングを変更し、ガソリン車、ディーゼル車、EVをそれぞれ揃える初の小型車となったことにある。

3. プジョー208
3. プジョー208

4. プジョー2008:1万6169台 +9%

プジョー2008は、10月にテスラモデル3から首位を奪った人気モデルだが、11月は4位に後退した。スタイリッシュなクロスオーバーで、依然として欧州のドライバーから強い支持を得ている。いまや、フォルクスワーゲンTロックやヒュンダイ・ツーソンなどを抑えてトップ10上位にランクインするのが恒例となっている。

4. プジョー2008
4. プジョー2008

5. フォルクスワーゲンTロック:1万5234台 +5%

フォルクスワーゲンTロックは、ゴルフよりも好調な売上を見せており、同ブランドでは唯一11月のトップ10入りを果たした。2017年から販売されているコンパクト・クロスオーバーで、その人気は、さまざまなパワートレインを揃える多用途性と、最近発表されたパフォーマンス志向のRモデルの導入を反映したものだ。

5. フォルクスワーゲンTロック
5. フォルクスワーゲンTロック

6. フィアット500:1万3255台 +2%

フィアットの人気モデル「500」は、11月に欧州全域で1万3255台を販売し、新型のEVがその牽引役となった。EVの新型500は航続距離320kmを実現している。

6. フィアット500
6. フィアット500

7. オペル/ヴォグゾールコルサ:1万2831台 -30%

ドイツのオペルと英国のヴォグゾールが販売するコルサは、英国でベストセラーとなり、欧州大陸でも熱狂的な支持を得ている。PSAが開発した新しいプラットフォームを採用し、EVバージョンも導入されている。

7. オペル/ヴォグゾール・コルサ
7. オペル/ヴォグゾール・コルサ

8. シトロエンC3:1万2455台 +5%

前年比プラス成長で、シトロエンC3がトップ10入りし、8位となった。このモデルは、コンパクトで実用的かつ手頃な価格のクルマとしてシトロエンブランドの評判を高めている。

8. シトロエンC3
8. シトロエンC3

9. ヒュンダイ・ツーソン:1万2408台 +104%

韓国のヒュンダイが販売する大型SUVツーソンは、今月も大きな伸びを示し、トップ10入りを維持することとなった。2021年発売の最新モデルは、先代モデルの昨年同時期と比べて104%の販売増を記録し、欧州におけるヒュンダイのベストセラーとしての地位を確保。その際立ったスタイリングと、選択肢豊富なパワートレインにより、発売以来トップ10の常連となっている。

9. ヒュンダイ・ツーソン
9. ヒュンダイ・ツーソン

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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