マセラティMC20にコンバーチブル登場 プロトタイプ初公開 電動ハードトップ採用か

公開 : 2021.12.23 06:05

新型マセラティMC20コンバーチブルの開発が進行中。雲をイメージしたカラーの試作車が公開されました。

MC20のコンバーチブル開発中

マセラティは、新型スポーツカーMC20のコンバーチブル仕様を数か月以内に発売する準備を進めている。その第一弾として完成したプロトタイプが公式に公開された。

プロトタイプには「雲」をイメージしたカモフラージュが施されているが、スタイリングを見る限りではすぐにでも生産に入れそうだ。

MC20コンバーチブル仕様のプロトタイプ
MC20コンバーチブル仕様のプロトタイプ    マセラティ

MC20コンバーチブルは、マセラティにとって、2020年に生産終了したグランカブリオ以来のコンバーチブルであると同時に、2005年に生産終了のMC12以来初のミドエンジン・ロードスターでもある。

リアの画像は公開されていないが、このプロトタイプのシルエットから、ファブリックルーフではなく、電動ハードトップを採用すると思われる。ライバルとなるフェラーリF8スパイダーと同様である。

登場は来年春以降に期待?

パワートレインはクーペのMC20と同じになると予想される。ミドマウントされた最高出力630psのツインターボV6エンジンは、7500rpmまで回転し、0-100km/h加速を約3.0秒で駆け抜けることができるという。最高速度は、クーペの326km/hにほぼ匹敵するはずだ。

電動格納式のハードトップの搭載により、重量はわずかに増加するだろう。参考までに、同じようなコンセプトのフェラーリF8スパイダーは、クーペより70kg重くなっている。

MC20コンバーチブル仕様のプロトタイプ
MC20コンバーチブル仕様のプロトタイプ    マセラティ

価格もクーペより若干高くなると予想される。

マセラティはコンバーチブルの公開日を明らかにしていないが、最近、半導体不足の影響で新型SUVグレカーレの発売を春に延期した。ドロップトップのMC20は、そのすぐ後に登場することを期待したい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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