ドイツが生んだ史上最高の名車 31選 前編 VWビートルから「イエローバード」まで
公開 : 2021.12.25 18:05 更新 : 2021.12.25 21:45
自動車大国ドイツが生んだ名車の数々を紹介。高い技術力と独創的なアイデアの結晶は、世界中で愛されています。
もくじ
ー誇り高きドイツ車の血統
ーアルピナB3
ーアウディ・クワトロ
ーアウディR8
ーアウディTT
ービッターSC
ーBMW 2002
ーBMW E30型M3
ーBMW 5シリーズ
ーボルクヴァルト・イザベラ
ーフォード・カプリ
ーフォード・プーマ
ーフォード・シエラ
ーメルクス
ーメルセデス・ベンツAクラス
ーメルセデス・ベンツEクラス
誇り高きドイツ車の血統
ドイツは世界で最も多くの自動車を製造している国の1つである。
そのため、あらゆるタイプのクルマを集めた素晴らしいバックカタログを有している。ここでは、ドイツが誇る現在と過去の名車を、アルファベット順に紹介する。
アルピナB3
アルピナB3は、BMW 3シリーズの各世代に存在する。E30型3シリーズをベースにしたB3 2.7に始まり、BMWのM3に代わる繊細かつ高性能なモデルという特別な地位を築いてきた。
アルピナがファンの支持を得てきたのは、BMWが行わない3シリーズのアップグレードを担っているからだ。M3ツーリングの不在に失望した人は、すぐにアルピナがB3ツーリングを作ってくれることに気がつくだろう。
アウディ・クワトロ
現代のアウディブランド全体のベースとなった名車。クワトロという名前と4輪駆動システムの伝説は、ラリーへの挑戦がきっかけで生まれた。4輪駆動の原型は軍用トラックにあったのだが、すぐに改良が加えられ、ラリーの舞台と道路で世界を席巻するようになったのである。
アウディR8
初代TT同様、コンセプトカーを市販化したアウディR8。その起源はル・マン・コンセプトにあり、ほとんど変化せず市販化されたように見える。そのドラマチックなスタイルにより、アウディは最も実用的なスーパーカーの座をポルシェ911と争うようになった。
R8 V10は、ランボルギーニ・ガヤルドやウラカンとエンジンを共有している。アウディは2015年に一時的に完全EV仕様のR8 eトロンも発売したが、生産台数は100台に満たなかった。
アウディTT
初代アウディTTは、フォルクスワーゲン・ゴルフ4という地味なモデルをベースにしていながら、そのスタイルでBMW、メルセデス、ポルシェといったライバルを凌駕するクルマだった。1998年末に発売されたTTクーペの前には、購入者の長い行列ができた。高速走行時の不安定さを解消するためにリアスポイラーを追加するというトラブルが発生しても、購入者の熱意は冷めやらなかった。
228psのモデルには4輪駆動システムが標準装備され、182psのモデルにはオプションで用意された。2003年には3.2L V6が登場したが、初代TTがコレクターズモデルとなった今、手に入れたいのは225クーペだ。
ビッターSC
エーリッヒ・ビッターは1969年、オペルのプラットフォームと駆動部品をベースにしたオーダーメイドのクルマを製造する会社を設立。セダン、クーペ、コンバーチブルの3タイプが用意されたハンサムなSCは本格的な成功を収めた。
当初、180psのオペル製3.0Lエンジンはやや物足りなかったが、210psの3.5Lエンジンにチューンアップされ、0-100km/h加速7.6秒、最高速度225km/hを達成した。1979年から1989年にかけての販売台数は458台で、ファーガソンの4輪駆動システムを搭載したモデルもあった。