ドイツが生んだ史上最高の名車 31選 後編 VWビートルから「イエローバード」まで

公開 : 2021.12.25 18:25

フォルクスワーゲン・ポロ

1975年に登場したフォルクスワーゲン・ポロは、ビートルに取って代わるものではなかったかもしれないが、同社の製品群の中で徹底的にモダンなものとして登場した。ベルトーネの端正なスタイリング、ハッチバック、広い室内、優れた操作性により、ルノー5やフォードフィエスタに対抗する、まさにドイツ車らしい存在となったのである。

2代目ポロは1981年に「ブレッドバン」の愛称で親しまれる小型ワゴンとして発売され、1983年に登場したハッチモデルは「クーペ」と呼ばれた。

フォルクスワーゲン・ポロ
フォルクスワーゲン・ポロ

フォルクスワーゲン・シロッコ

ゴルフGTIが注目されがちだが、同車が登場する2年前にはすでにスポーティなFF車が存在していた。同じ111psの1.6Lエンジンを搭載したシロッコは、0-97km/h加速8.5秒と、ゴルフGTIの8.7秒より僅かに速いタイムで走り出した。

初代シロッコのスタイリングはジウジアーロが担当したが、2代目はリアのヘッドルームを広く取るために自社でデザインしたものである。

フォルクスワーゲン・シロッコ
フォルクスワーゲン・シロッコ

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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