BMW i8のエンジンは英国ハムズ・ホール工場で生産
公開 : 2012.06.12 19:21 更新 : 2017.06.01 00:55
BMWはプラグイン・ハイブリッドEVスーパーカー、i8のための1.5リッター・ガソリン・エンジンを英国のハムズ・ホール工場で生産することに決めたようだ。このバーミンガム近くにある工場は、昨年440,000台のエンジンを生産し、最近記念すべき通算3,000,000台目のエンジンをラインオフした。
2013年後半に、プラグイン・ハイブリッドEVスーパーカー、i8のエンジンの製造をスタートする。この3気筒ツインターボ・エンジンは、334bhpのパワーと30.6kg-mのトルクを発揮する。このエンジンは、プラグイン・ハイブリッド電気モーターと組み合わせられるが、電気モーターだけで時速125km/hで32km走ることができる。また0-100km/h加速は5秒を切ると発表されている。
BMWの取締役会のメンバーであるイアン・ロバートソンは次のように語っている。「われわれのハムズ・ホール工場は、BMW iブランドの成功に大きく寄与するだろう。」
ハムズ・ホール工場は、3気筒エンジンの製造のために昨年5億ポンド(616億円)の投資がされている。それは新しいミニの生産とも関連性がある。新しい3気筒ターボ・エンジンはミニにも搭載される予定だからだ。
「ハムズ・ホール工場はオートメーション化された工場だ」とロバートソン。BMW内部では、ドイツの工場やオーストリアのシュタイアがライバルとなろう。
ハムズ・ホールは2001年2月にオープンした。設備はエコにフォーカスを絞ったエンジンを生産するためにアップグレードされている。ミニのバリエーションと、1シリーズ、F30 3シリーズ、X1のエンジンを生産する予定だ。