価格急騰も 2022年、25年ルールでアメリカへ合法輸出する人気車 7選
公開 : 2022.01.01 07:05
日産スカイラインGT-R(R33)後期型 1997年2月
1995年発売のR33スカイラインが解禁となってはや2年。
R34ほどの高騰はないものの、34解禁が待ちきれない、あまりにも高額となって手が届かない人たちにとっては魅力的なクルマとなっている。
日本の中古車情報誌を見ると、R33とR34とでは同じGT-R(標準)でも価格差はざっくり1000万円といったところ。
1997年2月に発売された後期型はヘッドライトがプロジェクタータイプのキセノン方式となり、フロントスポイラーを大型化。下端が20mm延長されている。
さらにフロントバンパーが全車、N1ベース仕様と同じデザインに変更されている。
トヨタ・スープラ(A80)後期型 1997年8月
アメリカにおけるスープラは日本と少し違っている。
日本では「セリカXX」として販売された初代セリカ・スープラ(A40/50型)、2代目セリカ・スープラ(A60型)の時代から「SUPRA」の名前が使われていた関係で、アメリカにおける3代目(A70型)が日本における初代スープラとなる。
そして「マーク4」とも呼ばれる米国スープラ4代目(A80型)は、映画ワイルド・スピードシリーズの影響でカルト的人気を誇る。
米国では左ハンドル仕様のスープラが販売されてきた長い歴史はあるものの、やはり、コアなJDMファンは右ハンドルスープラこそが「本当のJDM」として憧れの対象となっている。
2022年に解禁となるのは80スープラとして最後のマイナーチェンジを受けたモデル。
ツインターボエンジン(2JZ-GTE型)がVVT-i化されたことで、トルクが44.0kg-m→46.0kg-mに向上している。
電子制御スロットルも「ETCS-i」へと変更され、サスペンションに「REAS(相互連携アブソーバーシステム)」が採用されている。
なお、2023年に解禁となる人気が出そうなJDMといえば、アメリカではレクサスISとして販売されたトヨタ・アルテッツアやアメリカには存在しない小型ミニバンとして人気(初代)となっている三菱RVR(2代目)をはじめ、98年10月にボディサイズを拡大(全幅8cm/全長10cm)し、新規格となった軽自動車群団が控えている。