「馬力」のトップランカー 17選 最高出力1000psオーバー! 世界最強の市販車大集合
公開 : 2022.01.01 06:05
ケーニグセグ・レゲーラ – 1520ps(2016年)
ケーニグセグは、5.0L V8ターボエンジンは決して最強のユニットではないと、はっきり認めている。その代わり、小さなターボでより良いスロットルレスポンスを追求したのだ。結果、エンジン単体で1115ps、ターボラグは710psの電気モーターで埋められ、合計出力1520psを発揮することが可能になった。
つまり、レゲーラは電子制御リミッターによって最高速度362km/hに抑制されたハイブリッド・ハイパーカーなのだ。0-100km/h加速2.8秒、0-300km/h加速10.9秒を実現。ケーニグセグのダイレクトドライブ・トランスミッションを採用し、重量はブガッティ・シロンが1995kgであるのに対し、1590kgに抑えられている。生産台数は80台で、価格は190万ドル(約2億1700万円)から。
ワイネック・コブラ – 1622ps(2006年)
コブラのレプリカもあれば、公道を走る1600ps超のワイネック・コブラもある。このオープントップ2シーターが1960年代のオリジナルと共通するのは基本的な形状だけで、16.0L V8に空気を送り込むための巨大なボンネットスクープを備えている。
そう、ワイネックには最大16.0Lのエンジンを搭載することができ、ターボやスーパーチャージャーを使わずに、静止状態から300km/hまで10秒以内に加速させることができるのである。エンジンはドイツのバート・ガンダースハイムの工場で手作業により製造され、9500rpmまで回転させることが可能。こうしたことから、このドラッグマシンの価格が54万5000ユーロ(約7060万円)である理由がご理解いただけるだろう。
ヘネシー・ヴェノムF5 – 1842ps(2020年)
ヘネシーは、ヴェノムF5を「アメリカのハイパーカー(America’s Hypercar)」と表現している。数字を見るよりわかりやすい説明だ。ヴェノムF5は最高出力1842psのツインターボ7.6L V8を搭載し、0-97km/h加速3.0秒、0-300km/h加速10秒、0-400km/h加速30秒未満で達成することが可能である。
この巨大なパワーがもたらすもう1つの結果が最高速度484km/hとされているが、これはまだ公式に証明されていない。24台のみ生産される予定で、価格は165万ドル(約1億8900万円)。ブガッティ・シロンと比べると割安に見えてしまう。