「馬力」のトップランカー 17選 最高出力1000psオーバー! 世界最強の市販車大集合

公開 : 2022.01.01 06:05

リマック・ネヴェーラ – 1940ps(2021年)

リマックはすでに電動ハイパーカー「コンセプト・ワン」でその名を轟かせている。8台生産されたこのクルマは100万ポンド(約1億5000万円)で、1240psのパワーにより0-100km/h加速を2.5秒で達成できる。しかし、リマックにとってこれは序章に過ぎなかった。フロントとリアの2基のモーターから1940psを発生させるネヴェーラが登場したのだ。

リマックはネヴェーラを150台製造する計画で、その価格は170万ポンド(約2億6000万円)から。この価格で、0-100km/h加速を1.85秒で駆け抜け、新しい水冷式バッテリーによって415km/hまで加速するゼロ・エミッション車が手に入るのだ。フル充電した状態での航続距離は、WLTPサイクルで549kmとされている。

リマック・ネヴェーラ
リマック・ネヴェーラ

ロータスエヴァイヤ – 2000ps(2020年)

これまでコーナリングでの走行性能に優れたクルマしか製造してこなかったロータスの新型エヴァイヤは、かつてのエリーゼやエキシージとは一線を画している。500psを発生する4基の電気モーターが各車輪に個別にパワーを送り、同社にとって史上最強の市販モデルとなっている。

ロータスは、エヴァイヤが単なる一芸に秀でたモデルではないと主張しているが、そのストレートでの加速性能は注目に値する。最高速度は未確定だが、0-300km/h加速はわずか9秒を誇る。

ロータス・エヴァイヤ
ロータス・エヴァイヤ

130台の限定生産で、価格は170万ポンド(約2億6000万円)から。確かに高いが、WLTPでの航続距離は約346kmと、それなりの実用性を備えている。だが、エヴァイヤの性能の限界を少しでも探ろうものなら、おそらくこの数値には遠く及ばないだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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