【詳細データテスト】ベントレー・コンチネンタルGT 高級高速クーペの傑作 本格スポーツではない

公開 : 2022.01.01 20:25  更新 : 2022.03.15 03:57

スペック

レイアウト

プラットフォームはフォルクスワーゲングループのMSBで、フロントにベントレーお得意のW12エンジンを縦置きし、電子制御カップリングを介して四輪を駆動する。

エアサスペンションとアダプティブダンパー、アクティブスタビライザーは標準装備で、GTスピードには四輪操舵とトルクベクタリング機構を持つリアデフが追加される。前後重量配分は、実測で54:46だった。

エンジン

コンチネンタルGTは、エアサスペンションとアダプティブダンパー、アクティブスタビライザーを標準装備。GTスピードは、四輪操舵とトルクベクタリングも備える。
コンチネンタルGTは、エアサスペンションとアダプティブダンパー、アクティブスタビライザーを標準装備。GTスピードは、四輪操舵とトルクベクタリングも備える。

駆動方式:フロント縦置き四輪駆動
形式:W型12気筒5950ccツインターボチャージャー、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ84.0×89.5mm
圧縮比:10.5:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:659ps/5000-6000rpm
最大トルク:91.8kg-m/1500-5000rpm
エンジン許容回転数:6200rpm
馬力荷重比:290ps/t
トルク荷重比:40.4kg-m/t
エンジン比出力:111ps/L

ボディ/シャシー

全長:4850mm
ホイールベース:2851mm
オーバーハング(前):898mm
オーバーハング(後):1100mm

全幅(ミラー含む):2195mm
全幅(両ドア開き):4200mm

全高:1405mm
全高(トランクリッド開き):1800mm

足元長さ(前席):最大1110mm
足元長さ(後席):最大620mm
座面~天井(前席):最大980mm
座面~天井(後席):890mm

積載容量:358L

構造:スティール/アルミモノコック
車両重量:2273kg(公称値)/2279kg(実測値)
抗力係数:0.29
ホイール前/後:9.5Jx22/11.0Jx22
タイヤ前/後:275/35 ZR22 104Y/315/30 ZR22 107Y
ピレリPゼロ
スペアタイヤ:なし(パンク修理剤)

変速機

形式:8速DCT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:5.97/7.6 
2速:3.24/13.8 
3速:2.08/21.6 
4速:1.42/31.5 
5速:1.05/42.6 
6速:0.84/53.3  
7速:0.68/65.8   
8速:0.53/84.3    
最終減速比:3.15:1(フロント:3.13:1)

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:5.9km/L
ツーリング:7.8km/L
動力性能計測時:2.2km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):4.1km/L
中速(郊外):6.8km/L
高速(高速道路):8.5km/L
超高速:9.0km/L
混合:7.3km/L

燃料タンク容量:90L
現実的な航続距離:529km
CO2排出量:311g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/エアスプリング、アクティブスタビライザー
後:マルチリンク/エアスプリング、アクティブスタビライザー

ステアリング

形式:電動、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.4回転
最小回転直径:11.2m

ブレーキ

前:440mm通気冷却式カーボンセラミックディスク
後:410mm通気冷却式カーボンセラミックディスク
制御装置:ABS、EBD、ブレーキアシスト
ハンドブレーキ:電動、センターコンソール右側にスイッチ設置

静粛性

アイドリング:42dBA
全開時(4速):75dBA
48km/h走行時:59dBA
80km/h走行時:62dBA
113km/h走行時:65dBA

安全装備

ABS/ESP/EBD/EBA/TC/HBA
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
交通弱者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温8℃
0-30マイル/時(48km/h):1.5秒
0-40(64):2.0秒
0-50(80):2.6秒
0-60(97):3.4秒
0-70(113):4.2秒
0-80(129):5.1秒
0-90(145):6.3秒
0-100(161):7.6秒
0-110(177):9.0秒
0-120(193):10.6秒
0-130(209):12.5秒
0-140(225):14.7秒
0-150(241):17.2秒
0-160(257):20.3秒
0-170(273):24.1秒
0-402m発進加速:11.5秒(到達速度:201.0km/h)
0-1000m発進加速:20.7秒(到達速度:259.7km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
アストンマーティンDBSスーパーレッジェーラ(2018年)
テスト条件:乾燥路面/気温17℃
0-30マイル/時(48km/h):1.9秒
0-40(64):2.4秒
0-50(80):3.0秒
0-60(97):3.7秒
0-70(113):4.5秒
0-80(129):5.3秒
0-90(145):6.3秒
0-100(161):7.4秒
0-110(177):8.5秒
0-120(193):10.0秒
0-130(209):11.5秒
0-140(225):13.4秒
0-150(241):15.6秒
0-160(257):18.4秒
0-170(273):21.8秒
0-402m発進加速:11.6秒(到達速度:210.5km/h)
0-1000m発進加速:20.5秒(到達速度:268.4km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):1.2秒(2速)/2.1秒(3速)

30-50(48-80):1.2秒(2速)/1.6秒(3速)/2.6秒(4速)/4.6秒(5速)

40-60(64-97):1.6秒(3速)/2.3秒(4速)/3.4秒(5速)/5.5秒(6速)

50-70(80-113):1.7秒(3速)/2.3秒(4速)/3.3秒(5速)/4.3秒(6速)/7.0秒(7速)

60-80(97-129):1.8秒(3速)/2.3秒(4速)/3.3秒(5速)/4.3秒(6速)/5.7秒(7速)/8.4秒(8速)

70-90(113-145):2.4秒(4速)/3.3秒(5速)/4.4秒(6速)/5.9秒(7速)/8.2秒(8速)

80-100(129-161):2.5秒(4速)/3.3秒(5速)/4.6秒(6速)/6.1秒(7速)/8.7秒(8速)

90-110(145-177):2.7秒(4速)/3.5秒(5速)/4.7秒(6速)/6.3秒(7速)/9.4秒(8速)

100-120(161-193):3.0秒(4速)/3.7秒(5速)/4.9秒(6速)/6.8秒(7速)/10.1秒(8速)

110-130(177-209):3.9秒(5速)/5.2秒(6速)/7.2秒(7速)

120-140(193-225):4.2秒(5速)/5.6秒(6速)

130-150(209-241):4.6秒(5速)/6.1秒(6速)

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温8℃
30-0マイル/時(48km/h):8.8m
50-0マイル/時(64km/h):23.6m
70-0マイル/時(80km/h):45.5m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.92秒

ライバルの制動距離

アストンマーティンDBSスーパーレッジェーラ(2018年)
テスト条件:乾燥路面/気温17℃
30-0マイル/時(48km/h):7.8m
50-0マイル/時(64km/h):21.7m
70-0マイル/時(80km/h):42.1m

各ギアの最高速

1速:46.7km/h(6200rpm)
2速:85.3km/h(6200rpm)
3速:133.6km/h(6200rpm)
4速:194.7km/h(6200rpm)
5速:263.9km/h(6200rpm)
6速:329.9km/h(6200rpm)
7速:334.7km/h(5088rpm)
8速(公称値):335.0km/h(3966rpm)

8速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):1335rpm/1525rpm

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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