ケータハム、売却を検討
公開 : 2014.05.26 23:50 更新 : 2017.06.01 02:12
マレーシアからのレポートによれば、ケータハムのオーナーであるトニー・フェルナンデスはケータハム・グループの売却を考えているようだ。フェルナンデスはおよそ$589,000,000(600億円)でその売却先を探しているという。
このケータハム・グループには、ケータハム・カーズ、F1チーム、そしてケータハム・テクノロジー・アンド・イノベーション(CTI)、そしてケータハム・コンポジットが含まれる。既に、中東を中心に売却のメモが出回っているという。
2011年にフェルナンデスがケータハムを投資グループであるコーベンから買い取った時には、彼にはケータハムに対する長期的展望があるように見えた。しかし、今年、ルノーとの協業が破談した時あたりから、ケータハムのビジネスを広げようという彼の野心がなくなったようだ。また、エアロセブン・コンセプトの遅れも関係しているようだ。
フェルナンデスは、F1チームについても結果が出ない限り、F1から撤退することを示唆していた。ちなみに、日曜日のモナコ・グランプリでは、ライバルであるマルシャが初ポイントを獲得したことによって、ケータハムはコンストラクターズ・ポイントで最下位となっている。