新型ホンダ・ステップワゴン ミニバン界の功労者 歴史を振り返る

公開 : 2022.01.03 08:25  更新 : 2022.06.07 19:17

厳しいミニバン界 新型はどうなる?

1996年の初代から、2015年登場の現行まで、5つの世代を重ねてきた「ステップワゴン」。

その売れ行きは、初代が最も勢いがよく、そして大きかった。そして第2世代、第3世代と代を重ねるにつれて、売れる量は減ってきた。

ホンダがホームページで公開した新型ステップワゴンの一部
ホンダがホームページで公開した新型ステップワゴンの一部    ホンダ

こうした厳しい数字の理由は、数多のライバルの登場、ミニバンブームの沈静化などが理由として挙げられる。

しかし、ミニバンのニーズが消えてなくなったわけではない。

ただ、競争が激しいというだけだ。

ホンダ全体として、日本市場における登録車と軽自動車の販売比率が、このところ徐々に軽自動車に傾いている。

軽自動車である「Nボックス」が大ヒットしていることで、全体の数字は維持できているものの、収益率の高い登録車の販売増大はホンダにとっても、強い願いのはず。

だからこそ、次世代の「ステップワゴン」にかける周囲の期待は大きいのではないだろうか。

第6世代となる新型「ステップワゴン」がどんな姿で現れるかに注目したい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    鈴木ケンイチ

    Kenichi Suzuki

    1966年生まれ。中学時代は自転車、学生時代はオートバイにのめり込み、アルバイトはバイク便。一般誌/音楽誌でライターになった後も、やはり乗り物好きの本性は変わらず、気づけば自動車関連の仕事が中心に。30代はサーキット走行にのめり込み、ワンメイクレースにも参戦。愛車はマツダ・ロードスター。今の趣味はロードバイクと楽器演奏(ベース)。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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