新型ステップワゴン話題 ノア/ヴォクシーも新型へ 2022年「ミニバンウォーズ」の行方
公開 : 2022.01.08 05:45 更新 : 2022.01.20 15:17
Mクラスミニバン 次のステップへ?
Mクラスボックス型ミニバンは、ライバル各社が同等の車体サイズで存在し同じ土俵でしのぎを削るジャンル。
いずれも基本設計は「5ナンバー枠」なのだが、このところはエアロ仕様の人気もあって実質的な戦いが3ナンバーボディに移行している。
だが、もしかすると、今年登場する新生代モデルからはベースの車体自体が5ナンバー枠をはみ出して3ナンバーボディ化する可能性もある。
もしそうなれば、Mサイズミニバンが次のステップに歩み出したといっていいだろう。
ところで、ノア&ヴォクシー、そしてステップワゴンのライバルとして「御三家」の一角をなしているのが日産「セレナ」だ。
当然セレナの動向も気になってくるところだが、もしかすると2022年中にフルモデルチェンジが施されて新型にスイッチするかもしれない。
現行セレナのデビューは2016年7月。
先々代のライフが約6年だったことを考えれば、そろそろ世代交代してもおかしくはないのだ。
近年まれに見る盛り上がりに?
ただ、セレナのフルモデルチェンジは2022年だったとしても秋以降になると思われるので、具体的な内容はまだ見えてこない。
間違いないのは、人気の「eパワー」と呼ぶシリーズ式のハイブリッドシステムが継承され、さらに磨きを変えて進化することだろう。
そんなセレナも含め、2022年はホンダ、トヨタ、日産の3メーカーがこれまで以上にバチバチと熱い火花を散らすことは間違いなし。
ここまで発売時期が接近しているとなると、お互いに意識しないわけにはいかないし市場も大いに盛り上がることだろう。
そういう意味からも、2022年は近年まれに見ないミニバンウォーズとなる年なのだ。
そして何を隠そう、2020年にはこの3台(4台)以外にも超人気ミニバンのフルモデルチェンジが予想されている。
トヨタ「シエンタ」だ。現行型デビューは2015年7月だった。
シエンタは全長わずか4.3mのコンパクトボディが特徴で、「小さなミニバン」というよりは「3列シートのコンパクトカー」。
最大の魅力は高効率パッケージングだが、そんなパッケージングはさらに磨きがかかることだけは確実だ。
ミニバンは昨今、大繁栄だった2000年代初めに比べると車種が激減している。
しかし、特定のモデルとジャンルに人気が集中し、そのぶんだけ争いはますます熾烈になっているといえる状況。
2022年は、さらに熱い戦いとなるだろう。そしてユーザーサイドには、切磋琢磨の結果として商品力が上がるというメリットを期待できる。