シトロエンもEV発売 新型C4シリーズに「E-C4エレクトリック」 日本価格/サイズ/内装を解説

公開 : 2022.01.07 13:05

航続距離405kmのフルEV

フルEVのE-C4エレクトリックは、最高出力100kW(136ps)、最大トルク26.5kg-mのモーターと、50kWのリチウムイオンバッテリーを採用。

総体積約220L、重量約350kgのバッテリーパックは、電動版プラットフォームの「eCMP」では、フロントシート座面下、リアシート座面下、センターコンソールなど、車体を上から見たときにH型に配置。

シトロエンE-C4エレクトリック
シトロエンE-C4エレクトリック    グループPSAジャパン

内燃仕様と変わらない室内容量とスペースを確保している。

なお、「eCMP」では、リアサスペンションのトーションビームに、重量増による横方向の負荷に対応するため、パナールロッドが追加されている。

航続距離はWLTCモードで405km。

急速充電はCHAdeMO規格(約80%充電に約50分)に対応した。

また、コンセントタイプ(200V 3kW/満充電まで約18h/50km走行分で約3h)、ウォールボックスタイプ(200V 6kW/満充電まで約9h/50km走行分で約1.5h)の普通充電でもチャージできる。

ガソリン/ディーゼルは?

ガソリン仕様は、1.2Lの直3ターボ(130ps/23.4kg-m)で、WLTCモード燃費が17.7km/L。

ディーゼル仕様は、定評の1.5Lディーゼル・ターボ(130ps/30.6kg-m)を採用し、22.6km/Lを達成する。

新型C4、E-C4エレクトリックのトランク
新型C4、E-C4エレクトリックのトランク    グループPSAジャパン

内燃仕様のギアボックスは、いずれも8速オートマティックだ。

また、ガソリン仕様、ディーゼル仕様、フルEV仕様に、「シャイン」という同じグレードを用意。

異なるパワートレインでありながら同一トリムとすることで、乗り味、機能、装備、スペースなど自動車としての基本を同等とし、ユーザーのライフスタイル、使用状況、好みなどに応じて自由に選べる形とした。

ADAS/価格

先進安全運転支援(ADAS)については、アクティブクルーズコントロール(ACC)、レーンポジショニングアシストを装備。

これらの操作はロジックを変更し、ステアリング左に集約されている。

新型C4、E-C4エレクトリックはクーペのようなルーフラインが特徴
新型C4、E-C4エレクトリックはクーペのようなルーフラインが特徴    グループPSAジャパン

トラフィックジャムアシストは、アクティブクルーズコントロール作動中に、渋滞などで前走車が停車した場合、完全停止と3秒以内の再発進が可能。

これ以外にも、アクティブセーフティブレーキ、ポストコリジョンセーフティブレーキ/ディスタントアラート、バックカメラ/インテリジェントハイビーム、ヒルスタートアシスタンス/エレクトリックパーキングブレーキを装備する。

新型C4、E-C4の日本価格は、下記のとおりとなっている。

C4フィール(ガソリン/130ps):290万円
C4シャイン(ガソリン/130ps):325万円
C4シャイン・ブルーHDi(ディーゼル/130ps):345万円
E-C4シャイン(フルEV/136ps):465万円

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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