ジャガーXF(2) 長期テスト 見た目は伊達じゃない P250のスポーティな走り
公開 : 2022.01.22 09:45
歴史に刻まれるであろう、内燃エンジンを載せた英国製4ドアサルーン。後期モデルの完成度を長期テストで確かめます。
もくじ
ー積算1万3455km 高速道路での優れた燃費
ー積算1万3920km 手の汚れが目立つタッチモニター
ー積算1万4162km エンジンは2.0L直4ターボ
ー見た目がカッコいいだけではない
ーテストデータ
積算1万3455km 高速道路での優れた燃費
これまで2400kmほど、高速道路を中心にジャガーXFへ乗ってきたが、燃費は13.5km/Lを記録している。ディーゼルターボではないにも関わらず、Eセグメントの4ドアサルーンとしては良好な数字だ。
だが、英国南部のサリー・ヒルズ国立公園に広がる道では、スポーツ・モードを選ばずにはいられなかった。一時的に悪化したものの、その後は12.4km/L前後まで回復している。エンジンとシャシーの備える、優れた二面性をよく表していると思う。
積算1万3920km 手の汚れが目立つタッチモニター
最新のXFのダッシュボードには、巨大なインフォテインメント用タッチモニターが据えられている。グラフィックが美しく、上級サルーンにふさわしい車内に思える。ところが、最近は表面に残る指紋と埃が気になってしまうようになった。
除菌ジェルを入れていたカップホルダーへ、一緒にモニターを拭くクロスを置くことで解決。COVID-19の時代では、常に清潔であることも重要だ。
積算1万4162km エンジンは2.0L直4ターボ
ジャガーXFの長期テストが始まる際、筆者は正真正銘のブリティッシュ・スポーツサルーンだと表現した。ブラック・アウトされたボディトリムを備える、Rダイナミック仕様の見た目はかなりスポーティだ。
だが、現在選べるエンジンは2.0L直列4気筒ターボのみ。ジャガーといえば、甘美に回る直列6気筒やV型8気筒だった時代は終わってしまった。
ジャガーのモデルラインナップに、まだV型6気筒が残っていることを知ると、XFで選べないことに疑問を抱かなくはない。不満なくパワフルな3.0Lインジニウム・ユニットを搭載するジャガーは、今ではSUVのみとなっている。
かつてのXJRのように、熱々のXFRが登場することもなかった。最もパワフルなトップグレードのXFであっても、300馬力程度に過ぎない。寂しく感じるのは、筆者だけではないだろう。
実際のところ、高速道路で能力を発揮するであろうEセグメントのサルーンに対して、カーブの続く一般道での輝きは、あまり期待してはいなかった。ラグジュアリーで燃費も悪くないが、車重が軽いとはいえない。
郊外の道を軽快に駆け巡る時、選択肢として上位に来るタイプではないと思う。アイドリング時に聞こえてくる、P250のディーゼル風エンジンノイズも、強い期待を抱かせるものではない。