女子キャンに、かわいい軽キャブコン「アマホ」 全長3.4mに、車中泊のアイデア満載

公開 : 2022.01.10 18:45

軽キャンピングカーは、見た目にも、使い勝手にもこだわりたい。そんな欲張りさんにぴったりの1台が、ダイレクトカーズから登場。実車を取材しました。

ダイレクトカーズ・アマホとは

ハイエースなどをベースとしたキャンピングカーを、多数ラインナップしている三重県の「ダイレクトカーズ」。

同社が初の軽キャブコンとしてリリースしたのが、完全開放型ポップアップルーフを持ち、軽の8ナンバー登録となる「AMAHO(アマホ)」だ。

ダイレクトカーズ・アマホは、全長3380×全幅1490×全高1900mmというサイズ。軽の8ナンバー登録という扱いになる。乗車定員4名、就寝定員は3名~だ。
ダイレクトカーズ・アマホは、全長3380×全幅1490×全高1900mmというサイズ。軽の8ナンバー登録という扱いになる。乗車定員4名、就寝定員は3名~だ。    AUTOCAR JAPAN編集部

乗車定員は4名となる。

ベース車はダイハツ・ハイゼットトラックで、荷台部分にシェルを架装しており、小さいながらも誰もがキャンピングカーと聞いて真っ先にイメージするスタイルを有している。

屋根の上のポップアップルーフは、柱がない完全開放型なので、テーブルやチェアを置いて、眺望のいいテラス的な使い方をすることもできる。

なにしろ、写真を見て分かるようにボディサイズがコンパクトなので、都市部・観光地の狭い道でも取り回しに苦労することはない。

それでいてインテリアの使い勝手の良さは、キャブコンならではという点がポイントだ。詳しく見ていこう。

テーブルは、車内にも車外にも

車内に乗り込むと、まず、女性ユーザーを強く意識した、可愛らしい色使いの横座りロングシートが目に入る。

その横にはミニキッチン(900×810mmサイズ)と、大・小のキッチンテーブルが2枚。テーブルはどちらも取外し可能となる。

ガーリーな色使いの内装。手前は靴箱。8ナンバー(キャンピングカー登録)なので、リアシートの横座りが可能に。ダイレクトカーズは三重県津市の本店以外に、神奈川県厚木市に新店舗をオープン。首都圏のユーザーにも身近な存在となった。
ガーリーな色使いの内装。手前は靴箱。8ナンバー(キャンピングカー登録)なので、リアシートの横座りが可能に。ダイレクトカーズは三重県津市の本店以外に、神奈川県厚木市に新店舗をオープン。首都圏のユーザーにも身近な存在となった。    高桑秀典

キッチンカーとしての利用まで考慮されているので、2枚のテーブルは車体の外にも取付けることができるのが面白い。

取外した大きいほうのキッチンテーブル(760×250mmサイズ)を車体の横に、小さいほうのキッチンテーブル(470×250mmサイズ)を車体後部に取付け、車外でコーヒーや軽食などを楽しむこともできるわけだ。

ミニキッチンの横には靴箱が備わり、シャワーはホースを伸ばすことで、車外でも使うことができる。

キッチンテーブルを車内で使い、横座りロングシートと組み合わせればダイネットが出現。その横座りロングシートは、展開することで最大1820×840mmサイズのベッドになる。

ベッドの展開は、2つの台座をロングシートの下から出して、その上にシートの背もたれを載せるだけという手順で済むから使い勝手がいい。

装備、価格について

ポップアップルーフ内にあるルーフベッドのサイズは2000×1200mmだ。メッシュウインドウを備えているため、キャンプ時に快適に過ごすことができる。

ダイレクトカーズでは、既述したように柱のない完全開放型ポップアップルーフをテラスのように使うことも提案しているので、好天時にはメッシュ部を畳んだフルオープンにし、ルーフベッド上にチェアやテーブルを置くことができる。

テーブルは、簡単に車外に取付けられるようにになっている。ご覧のように黄色の軽のナンバーで、分類番号が8で始まる8ナンバー登録となる。
テーブルは、簡単に車外に取付けられるようにになっている。ご覧のように黄色の軽のナンバーで、分類番号が8で始まる8ナンバー登録となる。    AUTOCAR JAPAN編集部

眺めのいい椅子に座ってバードウォッチングをしたり、読書をしたり、夜空を眺めたりしてもいいだろう。

ルーフベッドの前方には収納エリアがあるので、限られたスペースを有効活用することができる。

気軽にクルマ旅や車中泊の楽しめるアマホの注目度は高く、テレビ番組の「ガイアの夜明け」で紹介されたことが記憶に新しい。

主な装備は、ベッドマット、ミニキッチン、キッチンテーブル、給排水10L、調光式・色切替え可能LEDランプ×2、遮光シェード、リチウムイオンバッテリー×2、2000Wインバーター、無段階式アクリル2重ウインドウ、断熱パネル、フローリング加工、ラブラブカーテン、ベッド家具、ポップアップ収納BOX、網戸×4、コンセント×4、USB電源×4、外部電源、走行充電システム、185Wソーラーパネル×2、靴箱だ。

税込価格は、439万円(2WD/ガソリン)となっている。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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