軽キャブコンで、男の車中泊 自転車も積める、軽キャンピングカー「アマホ2」

公開 : 2022.01.11 11:25

注目の軽キャンパー「アマホ」に続く「アマホ2」を取材。車体後部に自転車を積めるし、ルーフの上には椅子も置ける、まさに趣味人仕様です。

ハイゼットトラックに、シェルを架装

東海地区最大級のキャンピングカー専門店として知られるダイレクトカーズでは、テレビ番組の『ガイアの夜明け』でも紹介された、軽キャブコンもリリースしている。

同社初の軽キャブコンとして登場したのが、完全開放型ポップアップルーフを持ち、軽の8ナンバー登録となる「アマホ」「アマホ2」だ。

ダイレクトカーズ・アマホ2は、全長3400×全幅1480×全高1980mmというサイズ。就寝定員は3名。価格は329万円~。オプションを含んだ取材車両の価格は475万1800円だ。
ダイレクトカーズ・アマホ2は、全長3400×全幅1480×全高1980mmというサイズ。就寝定員は3名。価格は329万円~。オプションを含んだ取材車両の価格は475万1800円だ。    高桑秀典

両モデルとも乗車定員は4名で、女性を意識したインテリアを持つ前者は、価格が439万円(2WD/ガソリン)。

それに対し、男性を意識したインテリアを持つ後者は、価格が329万円(2WD/AT)~345万円(4WD/AT)となる。

ここで紹介するのはアマホ2のほうで、ベース車はダイハツ・ハイゼットトラック STD SA IIIだ。

荷台部分にシェルを架装することで、ビジネスライクな軽トラを見事に軽キャブコンに仕立てているが、アマホ同様、小さいながらも誰もがキャンピングカーと聞いて真っ先にイメージするスタイルになっている。

見た目が本格的なキャブコンだが、ボディがどこにでも気軽に乗って行けるコンパクトサイズなので、細い道・知らない土地であっても、運転に不安を感じることはない。

そのため、自分だけしか知らない、とっておきの場所に足を踏み入れることだってお手の物。

アマホ2はナチュラルなボディカラーがフィールドとバランスよく調和するので、アウトドアでも上質な時間が流れるのであった。

完全開放型ポップアップルーフとは?

アマホ2も、アマホと同じように柱のない完全開放型ポップアップルーフを採用している。

クルマを停め、ルーフトップを大きく開ければ、いつでもどこでも見た目以上に広いプライベートエリアが現れる。

完全開放型ポップアップルーフのテントを畳んだ状態。ルーフベッドのうえにチェアを置いて過ごすのも楽しそう。ダイレクトカーズは三重県の本店に加え、首都圏のキャンパーもアクセスしやすい神奈川県厚木市にショールームをオープンしている。
完全開放型ポップアップルーフのテントを畳んだ状態。ルーフベッドのうえにチェアを置いて過ごすのも楽しそう。ダイレクトカーズは三重県の本店に加え、首都圏のキャンパーもアクセスしやすい神奈川県厚木市にショールームをオープンしている。    AUTOCAR JAPAN編集部

高級感溢れるテント生地(ナチュラルなコットン風)に設けられたメッシュウインドウをフルオープン状態にすれば、気持ちいい風が車内へ吹き込んでくる。開放的な風景を眺めながら深呼吸してみると、明日への活力を充足できるだろう。

また、ボディサイドのレールにオプションのサイドオーニングを通せば、あっという間に車両の脇のスペースがリビングに。

ウッディな壁に囲まれた落ち着いた雰囲気の車室と合わせて、車内と車外の境界が存在しないスペースでリラックスしてもいいかもしれない。

オプションの「リアゲート」にも触れておきたい。これをつければアマホ2が、車中泊のみならず、アウトドア・アクティビティも楽しめるキャンパーに生まれ変わる。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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