新型ノーブル「M500」 年内に生産開始予定 英国スーパーカーメーカー復活の狼煙

公開 : 2022.01.13 06:05

ノーブル・オートモーティブ社の歴史

1999年:英国人自動車デザイナー兼エンジニアのリー・ノーブルが、自身の名を冠したスポーツカー会社を設立。最初のモデルであるM10コンバーチブルは、168psの自然吸気2.5L V6を搭載している。

2000年:より知名度が高く、販売台数も多いM12が登場し、ノーブルはスポーツカーブランドとして確立された。パワートレインはフォード製V6ツインターボで、最高出力は430ps(M400)、ボディはファイバーグラス製で、重量と価格を可能な限り抑えている。

映画にも登場し注目を集めたノーブルM600
映画にも登場し注目を集めたノーブルM600

2004年:M12の後継モデルであるM14のプロトタイプが英国モーターショーで公開されたが、開発費の高騰により生産が見送られた。2006年、大幅に改良されたM15が登場する。

2008年:リー・ノーブルはノーブル・オートモーティブを退社し、新会社フェニックス・オートモーティブを設立。2010年に発売される660psのスーパーカー、M600の開発を開始した。

2018年:マネージング・ディレクターのピーター・ブートウッドが最初のスケッチを完成させてからわずか6か月後、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでM500をコンセプトモデルとして公開した。ノーブルはフォード製V6とDSGの搭載を計画している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    英国編集部エディター・アト・ラージ
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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