フォードのデザイナー、マーティン・スミス、引退
公開 : 2014.05.29 22:20 更新 : 2017.06.01 02:12
フォード・ヨーロッパのデザインを10年にわたって導いてきたデザイナー、マーティン・スミスが今年の末に引退すると発表した。
スミスは、現在のブルー・オーバルのキネティック・デザインを扇動してきた人物で、大胆で劇的なスタイリングをフォードにもたらした人物だ。
現行のフォーカスやフィエスタはもちろん、第1世代のS-マックスやクーガ、第2世代のC-マックスや第4世代のモンデオは彼の手によるものだ。また、イオシス、イオシスX、イオシス・マックス、ヴェルヴェ、エヴォス、S-マックス・コンセプトといったショー・モデルも彼が手がけたもの。
スミスは、その後任として45歳のジョエル・ピアスコースキーを指名している。スミスがフォードを退くのは今年いっぱいだが、7月1日からはピアスコースキーがプロジェクトを引き継ぐこととなる。
「マーティンのリーダーシップと素晴らしいデザインに対する情熱は、ヨーロッパ・フォードのラインナップに活力を与えるだけでなく、グローバルなフォードのデザインにも影響をもたらした。」とフォードのグローバル・プロダクト開発のチーフ、ラジ・ナイールは語っている。
ピアスコースキーは、現在、フォードの戦略コンセプト・グループの責任者であり、2010年からフォードに加わった人物だ。彼は新しいフォード・マスタングや、F-150ピックアップのデザインの責任者を勤めた経歴を持つ。