首都高 上限料金見直し 普通車料金最大630円値上げへ 深夜割引導入も 4/1-
公開 : 2022.01.14 05:30
首都高速道路は、上限料金と割引制度の見直しを発表しました。新制度は2022年4月1日AM0時から適用。
公平な料金体系の前進に向けて
首都高速道路は、上限料金と割引制度の見直しを発表した。新制度は2022年4月1日AM0時から適用となる。
首都高速道路は、2016年4月に対距離料金制度へ移行、激変緩和のために上限料金(普通車1320円)を設定。
同社によれば、この制度移行後、首都圏のネットワーク整備も相まり、都心部の通過交通は減少したものの、都心部通過に際し周辺の路線よりも首都高速道路が割安な場合などがあり、依然として都心部に渋滞が発生しているという。
そこで、都心部の通過交通をこれまで以上に抑制する必要があることを踏まえ、より公平な料金体系の更なる前進に向けて、首都高速道路の長距離利用において上限料金の見直しをおこなうという。
なお、普通車などのETC利用者は、料金距離35.7km以内の利用の場合、現行の基本料金から変更はない。料金距離35.7km超を利用する場合は、新たな上限料金(普通車1950円)を設定するという。
また、混雑している昼間から、比較的交通量が少ない深夜の利用への転換を促すため、深夜割引を新たに導入する。
深夜0時から4時までの間に首都高速道路の入口などを通過する車両の料金を20%割引(ETC無線通行に限る)。なお、深夜割引の適用判定は、首都高速道路の最初のETCアンテナとの通信時間が基準となる。
さらに、物流を支える車の負担が急激に増加しないよう、ETCコーポレートカードの利用者について、大口/多頻度割引の割引率を、最大45%まで拡充するという。